どこまでいきる

  ・✳日本いのちの電話✳・

   0120(783)556
   0570(783)556 

精子の数はまさに驚くほど減っています。さらに心配なのは 減少傾向が今も継続している

2020年03月29日 06時55分07秒 | メス化する自然

 

 

1996年、エジンバラ、スコットランド

 

エジンバラのMRCの臨床コンサルタント、アウチュワート・アービン博士は

人間の精子が激変しているという1992年に発表された論文の話を聞いて非常に驚いた。

「強烈な数字でした。世界中で50年間に半分も落ち込んでいるなんて とにかく衝撃的だ。

ことに 私のように不妊治療に長く携わっていて

精子の質が変化しやすい事をよく知っている者にとっては。

それだけに 最初は頭から疑ってかかりました」と彼は言う。

 

・・・略・・・

 

人間の精子は顕微鏡で簡単にとらえることが出来る。問題があるのは一目瞭然だった。

50年代生まれの男性のサンプルでは オタマジャクシ形の精子がモニターの中で活発に動き回っていた。

中には異常な精子も含まれてはいるが 従来の基準から見て 形も動きも量も まずは正常だ。

だが 70年代生まれのサンプルでは 大きく様相が異なった。

画面に映る精子の数は少ない。奇形もいる。

運動率も悪く モニターには不格好な姿の精子がのろのろと動いていた。

じっとしたままのものもいる。

これらの動きの鈍い奇形精子は 男性の遺伝子エッセンスを詰め込んだ細胞でありながら

次の世代をスタートさせる可能性はほとんどない。

 

・・・略・・・

 

しかしながら 好むと好まざるにかかわらず 博士のデーターは深刻な疑問を呼び起こした。

博士はBBC放送「ホライズン」で答えている。

「精子の数はまさに驚くほど減っています。さらに心配なのは

減少傾向が今も継続していることをデーターが示していることです。

調査の対象となった最も若いグループは70年代生まれでしたが

それなら これから生まれる子供たちはどうなるのでしょう。

80年代から90年代はじめに生まれた少年たちが成長する20年後30年後のことは

現時点ではだれにもわかりません・・・

ただはっきりしているのは もしこのまま精子数の減少が続くなら

90年代前半に生まれた男の子が成人するころには彼らの精子の数は

平均で一ミリリットルあたり5000万程度になってしまう。

不妊治療クリニックの医師の立場からすれば 目安として

精子の数が2000万を切れば不妊の危険があると患者さんに伝えることにしており

これは非常に心配な事態と言えましょう。

少なくともこのデーターは注目すべきものであり 素直な話

根本的な変化は 継続していると思われます。

 

明らかに心配なのは このまま手をこまねいている間に20年たち

30年たって 子供たちが成人したころ

やはり事態は悪化した では 取り返しがつかない ということです。

早急に現状を見極め 対応策を検討しなければなりません。

 

 

  https://www.pinterest.jp/pin/453667362463314808/



最新の画像もっと見る

コメントを投稿