惚けた遊び! 

タタタッ

抜粋 『禅家語録集』 「大燈国師語録(抄)」 訳・注柳田聖山・古賀 英彦 筑摩書房 日本の思想一〇

2016年12月27日 | 宗教
 

 大燈国師(1283~1338) 播州揖西群生れ 日本の禅宗が台密の影響を脱して、宋朝禅独自の開花を示すのは、じつに大燈においてである。


 竜宝山大徳寺語録(抄)


 「千里に連なる峰の雪は白く、万派に分れる谷川より吹きよせる風は寒い。」


   明星を一見して雪重ねて白く、
   眼裏の瞳人、毛骨寒むし。
   大地もし此の節を知ること無くんば、
   釈迦老子も出頭し難からん。
                  大燈国師


 「如来とは即ち諸法が如なる義なればなり」(『金剛般若経』)



 頌古(抄)


 一喝に耳聾して、天地黒し、
 機に当たって舌を吐いて、荊棘を生ず。
 虚を承け響を接して、意は論じ難く、
 両両三三、動著するに好し。




*平成二十八年十二月二十七日抜粋終了


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