この歳でダイビングと言うのも「どーかな」、と考える様になって来た。先ず、この形態維持は無理。バトンタッチが順当ながら候補者不在。フィリピンに来て早くに結婚し、息子も27歳。が、ダイビングに興味なし。カミさんの危機感(トシは定年オーバー&パワー不足)で、息子が手伝うようになった。土曜日の朝、スタッフが珍しく走って来て携帯を顔の前に差し出した、何と我が日本人スタッフがフィリピン警察に逮捕されているシーンがバッチリ。ニュースは一気に広まり、日本人ゲスト激減。彼は、タギッグ警察本部施設に収容され、それから3ヶ月後に本国送還(彼にそんな過去があったとは後の祭り)。罪状は日本での保険金詐欺、国家警察チーム数名にライフル銃で囲まれての逮捕劇。それが又、ニュースで再三流された。よっぽど悪質だったのか、金額が大きかったのか?理由は判らない。そして2チャンネル初登場、トシが首謀者と書き立てられた。これから、バタンガス「海の家」はフィリピンゲストも積極的に受容れる方向へ転換すると決心した。息子がネット上でPR開始、これまでゲストは「週末ベース」だったのが曜日に関係なく入り始めた。続く。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q&t=12s
月曜日は、朝からバケツを各家庭が外に出しています。どーも配給がある様です。都市封鎖が始まって2度目ですが、前回は、コメ2kgとイワシとコンビーフ缶が夫々2ケでした。セブで感染者が増えた事と、警告を無視してギャンブルやらパーティーを開いていたのがバレて、いよいよ軍隊も出動する様です。バタンガス「海の家」は、スタッフ1名が留守番。金物屋も閉まっており、最低限のメンテナンスしか出来ない状態です。スタッフには先日、コメ3㎏とチキン一匹を配給しました。まだ暫くは、今の状態から抜け出そうにもありません。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q&t=12s
外を見ると、行きかう人は今日もガラガラ。歩いて数分の7/11に行くと、棚の商品が補充されていて驚きました。各家庭に配布されたパスを持っていないと罰金のペナルティーが課せられるので外出注意です。大きい市場は地区が違うので入れなくなりました。近場での買出しは可能、大抵の野菜と肉類も手に入ります。今月の30日に封鎖解除される予定ですが、感染者が減っておらず延長される可能性が高そうです。失業者が増え、経済が麻痺するのは目に見えてますが果たして大統領はどんな判断をするのでしょうか?給付金の話もありましたが、それにあてがう資産が無い事を発表しました。仮に幾ばくかのお金が出ても、上から搾取され底辺には降りて来ないでしょう。コロナの終息にはまだまだ時間が掛かるとなると、経済基盤の弱い国々と先進国では、維持する力と回復に大きな差が出て格差が広まると思います。それの結果を知る術はありませんが、今の過ごし方に悔いが残らないようにとは考えています。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q
写真は、セブンイレブン。
同じバリテ村の、さらに200m奥まった所に土地が見つかった。2400平米、海岸線は約50m。目の前はサンゴ礁と申し分ない、土地の登記も有り契約終了。会社は既にあるので、現地区役所での営業許可と土地登記の名義変更のみ。段々に施設も造り込んで行き、ゲストも増えて来た。最初のスタッフの息子も、ダイバー見習いとして加わった。1年目が終わる時期になっても書類関係がクリアーになっていなかった。その頃、施設のセキュリティーを兼ね住込していた彼の息子だったが、夜は自宅に帰つている事が判明。危機感を感じ、状況を調べた。例によりカミさんの出番。区役所で調べると、費用は掛かっていたが許可申請は全くやられていなかった。こっちの管理も甘かったが、施設の器材も無くなっていた。理由を聞くと倉庫のカギを無くしたと言って来た。カミさんがやったのは、バランガイ(村長)宅で、全員での話合い。スタッフの彼は、村長とは仲が良く自分が有利と見込んで余裕で来た。そこで全てをバラシて、意見を求めた。元税務職員として、落し所と、今後の展開は見えていた模様。村長の顔を立て、彼等に法律的な追求をせず黙って辞めてもらう、今後のトラブルを起こさない。落着し、3ヵ月後には営業許可証も発行され登記の名変も終了。続く。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q&t=11s
当時の講習風景。
セブ最南端、バタンガス、そして3度目のダイビング拠点。浜辺の掘立小屋がスタートとなった。スタッフの棲家に最小限の器材で開始。頼りにして来たマニーさんは病気で既にダイビングから身を引いていた。そんなある日、俺の従妹に会ってくれと言うので「各国の大使連中」が住むエリアに出掛けた。挨拶の後「マニーが借りてるお金」を清算してあげると言って小切手を2階から持って来た。しかし、今は残金が足りないので連絡する。良く判らない訪問だったが、元大金持ちだった事は察せられた。それから数ヵ月経って、マニーさんは息を引き取った。そんな状況下でも、運営の方は割に順調に推移。カミさんの経済感覚に助けられている。続く。https://www.youtube.com/watch?v=yt_k70KHX7Q&t=4s
拠点のバリテ村。