地方都市の夏祭り。色々な名前を付けて各地でやってますね。震災被災者に配慮しているかどうかは知りませんが・・・
さて我が町でも行われまして町の音頭みたいなのに合わせて踊るのですが心底楽しんでる人は通行人くらい。どう見ても借り出された人ばかり。いわゆる”動員”。役場関連は自治労として、関連するのかしないのか自治会からの動員はもちろん、企業の労働組合なども参加している。
盆踊りの様にやぐら中心に回転するのではなく市街地の道路を1周するコースを儲け踊り行列?が練り歩くパターンだ。しかし今年のグダグダ祭りは管理運営能力が乏しくちょっとしたトラブルがあったみたいだ。
まず踊りの行列の間を平気で通過する歩行者。しかも携帯電話しながら。踊っている人はビックリしたらしいし下手に腕の動きのアクションなどで顔にでも当ったら傷害沙汰になるだろう。
次に悲しい話だが踊っている人が詰め所に預けた荷物が無くなったと言うのだ。財布も入っており警察に被害届出してみたが今の所連絡はないらしい。祭りのドサクサとして片付けられているのだろうか。
ここで浮き彫りになるのは運営の仕方である。今回の誘導員の多くは地元自治会からの”動員”である。彼らは警察官ではない。目の前で迷惑行為が起きていても”止めて下さい!”と声かけできればマシな方。あまりにも目に余る場合は通報すると思うが恐らくは”早く時間が過ぎないかな~”と待ってるだけなのである。
もう一つ詰め所とされる所は運動会テントみたいな物であり通行人が自由に出入りできるのである。ここにも一応担当とされた係が居るのだが通行人が多すぎの中、あの人々の多さでは見張りなど素人には不可能だろう。そういったリスクの高い所はなぜ警官を頼んで監視して貰わなかったか。
当然そんなオープンな状況ならば置き引きなどの犯罪が起きてもおかしくないと言えるだろう。
良く田舎の人は人情味があるとか言うがそれは詭弁だ。リスクマネジメントができない人と私は言いたい。
しかもあからさまに動員をしてまで祭りを大規模化して魅せたい背景は一体何なのだろうか。