物理の問題を解くのと、教えるのとは大きく異なる

2008-04-23 | 自然科学
設計や評価の仕事の結果をお客様に説明する時や、新製品の特性をプレゼンする時にも、やはり物理を教える上手下手が反映されるところがあるだろう。
最近、物理の問題をホワイトボードに解いていて思うようになった。
なかなか、いい言葉が繋がらないのだ。

しかも、説明しようとして問題を解いていると、自分のあいまいなところや、
既に理解していて、機械的に解いてしまっているところが、これから理解しようと思っている人達に納得いくまで分かるようには説明できないなと言うところが、ぼろぼろ出てくるのだ。

これは、意外とひどい・・・そう感じている。

理解に至ったプロセスまで振り返って、自分自身さらに、より良く理解できるようになる内容を再構築する準備がないと、自分自身が説明してて、後でその不十分さに後悔してしまう始末である。

再構築の作業がとても重要なんだなと思う。

プレゼンにしても、新人へのレクチャーやTTにしても。

自分の中で、自分の言葉と共通に使われる言い回しとを駆使して、説明の内容を再構築する必要があるのだ。

自信をもって、十分な大きさとトーンの声で、豊な表情で、聞いている人の反応を観察しながら話す。その体験の修羅場をくぐったものだけが、素晴らしいプレゼンやレクチャーをできるようになるのだろう。ツールを準備し、効率を上げるのは、副次的なものである。聴いている人が分かろうとする気で、興味を持って、考えをフォローできるリズムや雰囲気を作っていないと、どんなツールを使っても同じだろう。

基礎力を見直すのが昨年だったけど。
今年の目標は「再構築」。

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