株価と公定歩合の発振開始?

2010-05-07 | 自然科学
ノーベル物理学賞を受賞された益川先生が、ダンパー抵抗に相当する税金を、金融商品に課せば、もっと経済要素が安定するという案を、ある本で書かれていた。

アメリカの金融操作の仕方は、もしもそこに位相補償回路を入れていないならば、
商品のゲインが高いところに、突然、遅延や減衰項の要因として何か流通を滞らせる、いわばハイインピーダンスな部分が発生すると
:たとえば、急に返済不能な破たん企業が増えたりすると、
株価や公定歩合が大きく発振し始めるように思える。

今回のギリシャショックは、この数年かけて欧米ではネガティブな方向へのゲインもそれなりに高まっていて、どこかでハイインピーダンスなブロックが発生したのだろうか?

細かく見ると、近年の振動が大きいのは、
金融システムの自由化の広がりによる必然的傾向にすぎない、
ある種のカオス振動と言われている。

おそらく、今回も、カオス現象であろう。

本当に心配な振動は、もっと大きいスパンで、ゆっくりとしているので、
その振幅を抑えることが大事である。

それにはダンパー抵抗とか、遅れ補償キャパシタとかが必要だ。

経済もアナログ回路であるはずなので、経済学者はアナログ回路のセンスを要求されているのである!

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