電流と電圧を中学生に教えるには?

2010-01-27 | 受験・学習ノウハウ
興味があって、質問ができても、なかなかつかめなかった電気現象。

それを、それほど興味がない中学生に、どうやって、わからせるの?

”覚える” ”わかる” ”できる” の順と・・・かの東大家庭教師は教える。

V=IRを覚えるまではいい、わかる???のが難しそう。

何が電流で、何が電圧か、見事に普通に、ごっちゃになってくれる!

というわけで、

携帯電話のリチウムイオン電池の充電の話をしていたのをきっかけに、

SIMetrix社の無償ツールをつかって、

①キャパシタの抵抗を通じた充電・放電をシミュレーションし、

②グラフをDCと過渡解析とで、見せて、

③電流を水流、電圧を水位にたとえ、

④Rの値が、設定した値とグラフデータから得、覚えたオーム法則の計算で求めた値が、一致することを見せ、

⑤携帯の電池は、キャパシタと同じであることを、
充電時間を長めに、放電時間(通信時間に見立て)を短めにすると、
電圧が放電しきらず、どうにか、IC部品が誤動作しない電圧以上に維持できることを見せ、

来週は、
合成抵抗の公式を覚えてもらったりしながら、
この一連のイメージを復習して見せて、
オームの法則の計算を実際にやらせる予定だ。

まずはイメージをPCで持たせる!

このように、キャパシタという、中学では習わない人が多い素子について扱わないと、

電圧が動くのがイメージできない!! 教科書は変だ!!!


磁束や磁力線は、また別のツールがいるな・・・・

とりあえず、磁石同士では、NとNなど同極では反発するので、バランスできないけど、
超伝導物質では、磁束(磁力線)が内部を通れなくなるので、
回り込む結果、重力とのバランスで、上手く浮上する話をした。

良く考えると、
磁力線が、
それが超伝導物質か、鉄なのか、どうやって見分けるというのか?
このような質問が出ると彼は天才だろう。
今のところ、言葉では聞いていない。

磁力線を反発して通さないなどとは、これはかなり深い話だが
現象論的イメージとして、
リニアモーターカーの原理の一つとして、
面白い話は、我慢できずにしてしまうのであった・・・・・・
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