理系数学受験生へ・・・

2011-01-03 | 受験・学習ノウハウ
楽器の演奏と同じです。

指や手が動くまえに、脳で抽象的イメージやらを、操作し、その結果、
目の前の操作に移ります。
まず、正確に目から記号を読み取り、短期記憶の中に整理、
そして、必要な方法の連想取り出し、組み合わせ、場合分け、
筆記による紙面での記号処理・・・・と動きます。

それだけでも、大変な活動です。

そのためには、
ゆっくりと、ロングトーンで始まり、
スケール練習へ。最後はロングトーンで終了。など。
プロの人でも、日課になっている様子です。

受験生の数学はオリンピック級の人でない限り、まだまだ素人。
毎日トレーニングせずに本番に向かうのは、無謀です。
(おじさんは、人のこと言えないわけですが・・・
私の年末の結果がその無謀さを物語っていると思います。
普段殆ど、パソコン端末から、シミュレーターで計算させたり、
表計算ソフト(エクセルなど)で計算させたりが、日課。。。
自分の手を動かし、計算しない・・・・
さらには、年とって、やや老眼とまではいかないまでも、
10代20代より、文字がストレスなく読めない傾向もでて、
そもそも、問題文をしっかり読まない!!
短い時間に、強制的に、問題文を理解するのは、
大変です。いわゆる凡人には無理です。

よって、おじさんも、やります。

もっと真心こめて、Mindful に、
ゆっくりと、いそがず、基礎訓練課題を、毎日。
実は、結構、自分の仕事にも効果がある気がしています。

スピードは自然と速くなるので、常にゆっくり丁寧に。
本当に徐々にスピードアップさせて。
リラックスして、瞑想するかのように、全精神を集中させて、課題をこなす。

昔、日立超Lの工務課課長が言ってました。
「もっとまごころをこめて書類を作らないと。」

そうです、私の欠点は、
ひとつひとつの作業に、、まごころを込め足りないところです。

人間が行動して意味があり、自分の行動で幸福感を感じるのは、
細部に、興味をもって、ものを新しい目で見つめ、
まごころをこめて扱うところであると、とあるDVD(洋画)でいってました。

機械的に自動計算が速いだけなら、計算機と同じで、人間がやる必要ないよね。
なんで数学の試験があるのだろう。もっと人間的なものが数学だからですよ!きっと。

そのDVDでは、Mindfulを邦訳で、気くばり、と字幕が出てましたが、
どうも、気くばりというより、まだ、
まごころをもって、の方が近い気がします。

MindfulにMicroに集中して、
ひとつひとつシンプルなことから訓練するのです。
そうすると、数字や方程式に愛情がこもり、
本番でとても良い結果に至るに違いありません。

問題のネタは、自分で作ってもいいし、入手可能ならば、
駿台中高一貫学習シリーズ分野別徹底問題集①~・・・などを推薦します。
例えば、③基礎解析編の一部を紹介すると、

このようなものが良いでしょう。


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