妄想はこれくらいにして、地味に勉強しよう

2011-07-31 | 自然科学
とても気になったので、購入。


「システム思考 複雑な問題の解決技法」ジョン・D・スターマン



重いのですが、通勤中読みたい。

何か新しいことに取りくんで、予想通りの成果を得たいと思っても、

そう思ったようにはいかない。それは、加えた変化に、システムが必ず応答するから。

複雑なフィードバック系が故に、予測できない結果となってしまうと、諦めるだけでは、

つまらない。

ということで、苫米地英人氏の著書はファンですので、数冊(同じことが書かれた本は、省いて)読んでますが、これは、システム側のことについての複雑さについては、議論されていません。

そこで、大局的には魔逆のことも述べている、この著書が、良い薬でしょう。

ところで、ふと考えたのですが、

私を含め、多くの平均的な日本人は、
そもそも、社会システムをコントロールする対象として科学的に扱う主体力が弱いと感じてます。

なので、苫米地本を実践するくらいのほうが、社会が日本人にとって良い方向に行く確率が高まるのかもしれない。

たしかに、システムに新しい変化を加えると、予期せぬ結果が生じやすいので、
日本の政治家は殆ど新しいことをしないというのは、ある種の知恵だともいえる。

そう簡単に変えられても、絶対困ることの方が、実際多い。

そういったことから、現状維持派が必ず多数派。

だからといって、現状とそのステータス・クオが我々日本人に満足できるものかというと、全くそうではない。

ならば、まずどうすればいいか。

日本人ひとりひとりの意識に変化をもたらし、それぞれが、
本当はこうありたいという望みを、しっかり主体的にイメージできるようにし、
そのために有効なレベルと質のコミュニケーション力や表現力を
いち早く磨いていくことが、第一歩ではないだろうか。

その先に、システム思考の実践がやっと可能になるはず。




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