アウェーのつらさ&コンフォートゾーン

2009-08-27 | 自然科学
アウェーの試合はなかなか勝てないという。

それは、その人のコンフォートゾーンを出てしまうから、

交感神経が副交感神経よりも優位に作用し、

冷静に思考が働かない状況が多くなるからだと言う話。

私の場合、アウェーに強い?? のだろうか・・・

①台湾に一週間いて、ICの短納期設計のFEOLのフォローをしているときには、

特にトラブルがなかったし、予定通り納品できた。

②社外に出張しつづけ、ブレッドボード基板製品を作っていく過程で、

幾つかトラブルが起こったが、社外の技術者との連携プレーで無事、
製品基板として納品できた。
結果だけ見ると、そう錯覚することができるが・・・・

①の場合、日本に社長がいて、彼との連絡を取りつつやっていたし。

②の場合、自社内に適宜もどって、隣の部の部長に技術的サポート・アドバイスをしてもらっていたし、
一度予想外の動作をした完成基板が、設計ミスや、デバッグが必要なソフトの問題か、自社にいてもわからない時間があったのであり、
それを解決したのは、自分の部屋に戻って、ひとり落ち着いてPCの前で考えたときであった。
実際は、採用しているIC部品の測定してなかった部分の特性に、ソフト的なデータを合わせこむ必要があっただけだったのだ。

それでは、
長期に国内との交流なしで、現地のチームだけで問題を解決する、作業を進める必要のあるとき。

或いは、ホテルにしか戻れなかったり、自分と現地の初対面から日の短いチームとだけで、問題を解決する必要があるとすると。。。

①②はもっとタフな仕事だったことだろう。

いかに、アウェーで闘うかという方法は、

実際に経験して、反省して初めて身につくもののようだ。

無意識に学習する部分もあるだろうし、

慣れてしまったら、もうアウェーではなくなってくるが、

新しい経験を積むときは、自分の脳内情報にとってはアウェーの空間なのであり、

以前にどう対処したかという経験がないと、

GO/NGの動物的反応が、トラブルや非効率性をもたらすことになる確率が高まるのみである。

意識的に反省し、それらの確率を下げる知恵が必要なのだ。

とそう思わされたので、このCDはありがたい。
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