宰相田中角栄の時代を前後して 宰相時代が暫く続いた。まあそれから後は
凡そ宰相と呼べる政治家は一人も見当たらない。善しにつけ悪しきにつけ この
宰相たちは 人国の俯瞰図を示す能力を持っていた。
ことに 田中角栄は日本国中の国民の心をわしづかみにしたといえる。
「日本列島改造論」は金権政治を夕に凌駕しうる政治の力を見せた。
三木武夫や文壇・論壇人たちのきれいごとしーと違い国民に実利と希望を
あたえたといっていい。しかし明治維新も聡だったんだが
田舎人が政治に新風を送り都会人がそれをめちゃくちゃに壊してしまい
最後に厖大に付けまで残していった。
二世議員たちの自民党政治、私有共生党たちによる都市化政治は 日本から
田舎の活気と元気を台無しにして、日本文化の退廃と金権主義と不道徳を全国に撒き散らした。
換言するなら、金権政治は田中角栄によって引き起こされたのではない。
田中政治の活性化に群がった卑しい政治家たちによって なされたものに他ならない
たとえば、何も果さず勲章だけ受け取って去っていった自民党議員や党を裏切った民主党
のようにだ。
今も其の作業は進んでいる。