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色彩の魔術師と言われているアンリ・マティス。
彼の代表作「赤のハーモニー(赤い部屋)」という作品をご存知でしょうか。
赤い壁紙、赤のテーブルクロス、左上の窓からは草木が見える、という絵です。
現在は赤い部屋ですが、当初は「青のハーモニー」として描かれたそうです。
青と言っても実際の色は緑色だったとのこと。赤い部分が全て緑色でした。
ここからは以前テレビで放送されていた話です。
緑の部屋と、赤い部屋とでは、脳波に与える影響が違うという実験を行っていました。
α(アルファ)波…ゆったりと気分の落ち着いた時に現れる波形。
β(ベータ)波……脳が活性化している時に現れる波形。
まず、緑の部屋を被験者に見せ、脳波を調べます。
緑は癒しの色と言われているように、すぐにα波が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/4b/fa674351e023ef66dbe9278fada4effc.png)
次に、赤い部屋を見せたところ、β波が現れました。赤は刺激がある色なので、脳が活性化したのです。
しかししばらくすると、左上の緑色の部分に目がいき、先ほどよりも多くのα波が現れました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/25/d1f4ee8a785cc518cded94e54dd2c116.png)
脳は活性化しているほうが、感受性が高まります。
緑の部屋の時よりも、赤い部屋の方が癒し効果が高まったというのは、とても面白い実験でした。
緊張と緩和のバランスが、人間にとっては大切ということなのでしょうかねぇ。
忙しい仕事の合間の休憩。繁忙期のノー残デー。休日出勤続きの後の平日休み。
どれも輝いてみえますよね☆
緑色に癒されたいなぁという時には、刺激的な色を見て脳を活性化させてから眺めてみてはいかがでしょうか。
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