871piano工作室

ピアノ調律修理が本業。
趣味の凧や工作の話題など。

笛のちんだみ、その3

2006年02月08日 07時43分31秒 | 工作
先週仕込んだ水道管の笛の、穴を少しづつ削り、
笛のちんだみを進めています。

最初は唄口(息を吹き、音を出すところ)を楕円に広げ、
音が出やすいような形を探って、試し吹きしながら少しづつ削ります、
少し小さい目でストップしておきます。
(あとでまた少しづつ削ると音程が高くなっていくから)

次に指で押さえる穴を音程を確かめながら、
上下左右に削り広げていきます。
僕の場合近くにピアノが有るので、
ピアノの右ペダルを踏んで、(音が止まらず鳴り続ける)
四の笛の場合、ピアノでド、ファ、ドを鳴らし、
笛の「合」「四」「工」「七」を吹き、笛を合わせていく、
「合」だけは管の尻の長さを切り詰めていくか、
切らないで、管尻の裏側に小さい穴を開けて調整します。

だいたい合えばしばらく吹いたり眺めたり、
(この時間も楽しみ)
ちょっと不具合を感じたらまた少し削る、
先に書いたように、削れば少しづつ音が高くなるので、
慎重にするが、もし予想以上に高くなりすぎたら、
思い切って四→五にひとつ高い目の笛に変更する、

指穴の上面を面取りすると指当たりがよくなり、
穴を指で半分押さえたりし易くなると思いますが、
これは好きずきで面取りは多い目少ない目、
いろいろ試してみたいです。