フォト俳句・天使の梯子

    時として見る天使のはしご
    まるで神の呼びかけのよう。

            花木柳太
   

夕立

2021-07-18 06:16:18 | 俳句
   ずぶ濡れの夕立のあと薄日差す  






 中学校の頃親友と共に夕立に遭った。
 夏の夕立は何とも気持ちがよかったのを記憶している。
 何時もの場所で魚釣りをしていた。
 蝙蝠の居る洞穴に逃れたが後の祭りだった。

 北薩の生まれだが枕崎に台風上陸と携帯ラジオで流れるほどに
 夏休みは何時も毎日海に通った。
 大坂から転校してきた奴は海に行きたがった。のだ。とても。

 きょう辺り夕立があるかも知れない。
 少年時代、青春時代は良いものだなあと思う。
 時間は余りにゆっくりと過ぎ将来に待っている苦難も知らず。
 遊び、そして学び飽きることなく部活に励んだ。

 いま、歳を取って裕福ではないがゆったりとした時間が流れ
 或る意味幸せを感じる。
 何者かに感謝できる。
 過ぎ去った苦難もあったがそれも顔の皴の足しだ。
 そういう苦難があったがゆえに今の心の平安があるのではないか。

 フジコ・ヘミングのことば

 

 「人生とは時間をかけて私を愛する旅」

 
コメント (2)
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