去る6月19日に自然観察会に参加しました。今回は平泉の任意団体「メビウスの会」で計画していたものです。
早朝、花泉を午前7時頃に出発し平泉役場で乗り合わせ、観察会の現地に向かい午前10時頃に、区界高原に到着、そこで前回の観察会で、お世話になった自然観察指導員の奥畑充幸さんが乗り合わせ10時30分頃に現地に到着しました。
まず最初に、メビウスの会の代表世話人(阿部慶元)より挨拶がありました。その後、奥畑さんの紹介があり観察するうえでのマナーなどの説明があり、その後、準備体操を終えてコースに入りました。
敷地内に入るやいなや、キンポウゲがジュウタンのようで、とても綺麗でした。少し進むと短角牛(自然放牧)のお迎えです。
短角牛は、現在25~26頭生産されていて、現在では数少ない和牛ですよとの説明がありました。どんどん進むと、ミズバショウが道端に生息しているのには驚きでした。
野草ではキンポウゲ(別名:ウマノアシガタ 毒性があります)、ミズナラ、ミズバショウ、ムシクサ、チイ植物、ハクサンチドリ、ヒメシダ、ベニバナイチヤクソウなどてす。
湿原ならではの代表的な植物ばかりでした。
天候に恵まれ高原で食べたおにぎりは、格別の美味しさでした。
★ 櫃取(シツトリ)湿原は早池峰山の北側に位置し、標高1000m前後の平坦地にある湿原です。山々にかこまれていて全域が国有林で周りを囲むように広葉樹林が広がっています。周辺とここの湿原は大変貴重な(学術的に)ものとなっています。
また、県条例で「自然環境保全地域」に指定されています。周辺の川にはイワナが生息していますが禁漁となっています。(メビウスの会の観察会の手引きより抜粋)
阿部慶元さんのプロフィール
「メビウスの会」の代表でもあり、「NPO法人里山自然学校はずみの里」の副理事長。「自然観察指導員ネットワーク岩手」の理事。
平泉出身。世界遺産でも認定された平泉の金鶏山周辺をフィールドにしており、一関地区周辺での観察会をおこなっています。特に雑草に詳しく植物全般、樹木、きのこに造詣が深い。