ジャズ及びロックそして自然が好きな皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。昨年は多数のアクセスありがとうございました。
LP、CDを合わせると、15~20枚程度所持していて、最もジャスの深さに影響を受けたボーカリストです。ビリィ・ホリディについて簡略的に触れてみます。
ビリー・ホリデイ(Billie Holiday, 1915年4月7日 - 1959年7月17日)は、アメリカ合衆国の黒人女性ジャズ歌手。「レディ・デイ」の呼称で知られる。サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと並んで、女性ジャズ・ヴォーカリスト御三家の1人に数えられる。人種差別や、麻薬・アルコール依存症との闘いなど壮絶な人生を送った彼女は、多くの人々を魅了したその声も晩年にはかれ、音域も極端に狭くなっていった。しかし、なお情感豊かな唄声は他に並ぶ者がいないほどの高い評価を与えられ、ジャニス・ジョプリンをはじめとする多くのミュージシャンに多大な影響を与えた。
彼女の生涯に於いて代表的なレパートリーであった「Strange Fruit (奇妙な果実) 」や「God Bless' the Child (神よめぐみを)」、「I Love You, Porgy (アイ・ラブ ・ ユー、ポーギー) 」、「Fine and Mellow (ファイン・アンド・メロウ) 」は、後年、多くのミュージシャンに取り上げられるジャズ・ヴォーカルの古典となった。
ビリーことエリノラ・フェイガン・ゴフは、1915年にフィラデルフィアで生まれ、メリーランド州ボルチモアのフェルズ・ポイント地区で育った。 彼女が生まれた時、母、セイディ・フェイガンは19歳。母子家庭で育てられ、父はクラレンス・ホリデイ17歳とされているが、確かなことは不明。ただ、母が「あなたの父さんはクラレンス・ホリデイ」と言っていたことから、「ホリデイ」を名乗る。(ウィキペディア百科事典を一部抜粋)
昨年暮れ頃にBSアーカイブスで放送した中から『世界のディバー男と女の物語』で彼女の自伝を紹介しているが、15歳の父と13歳の母という「子どものような」ふたりが結婚し、ビリィはその間に生まれたとされている。
当然生活はできず、母親は娘を売春宿に預けて売春生活を始めるが、1929年には母と共にエリノラまでが売春の容疑で逮捕され収容される。また15歳の頃に強姦にあい悲惨な結果となる。やがて、大人になり結婚、離婚を繰り返す事になるが、いずれの男もビリィの金と体を目当ての男ばかりであったと言われている。ビリィの求めている愛と現実とのあまりの差が情感豊かな唄声となり、多くの人たちに響き渡ったのであろう。歌で名声を高めたビリィだがその一生はあまりにも寂しい。
多くの作品を残しているが、代表作としては、奇妙な果実、レディ・イン・サテン、ラバーマン、アラバマに星落ちて、アット・ストリービルなどがある。