Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

歌の練習

2006年09月05日 22時38分42秒 | Weblog
今回のバレエではもちろん歌も歌うわけですが、これがまた簡単そうで難しい。
なぜなら、まずシンデレラの声ってどんな声?で壁にぶつかる。
日本では女性の声、特に若い女性の声は「高い声」というイメージがありますよね。ニュースキャスターなんかも声がかわいい。でも海外で魅力的な声って低いんです。ニュースキャスターもめっちゃひくい。で、昔見た白雪姫かシンデレラかなんかの海外吹き替えがたしかとても低い声だったように記憶してるんですが、どうなんでしょう。知性あふれる女性=低い声というイメージがあるんですが、とりあえず今回は先生の好みで高いほうの声を用意します。
そうすると私のふだんのしゃべり声とは少し違う。理想は私がリサイタルで30曲くらい歌い終わった位のとき、声帯がもう思いっきり温まって、絶好調と疲労のボーダーあたりまで来たときの声なんですよね~。いきなり下手にそのへんを狙うと、ゲッとなるので、注意が必要。ああ、たいへん。

次は、ミュージカルの音源に(実は私が無理やり)歌詞をつけたので、もともと歌が歌いやすいようにはつくられていない。いきなり高いソの音でうたったりするので、歌のようにまっすぐ立ってだと難しくないんだけど、お姫様ポーズをしているので、ちょっとたいへん。で、今日練習してみてなにがたいへんだって、いい声を出そうとすると、身体はゆるむんです。おなかなんかへな~ってゆるむ。そして下の方向へ落ち着こうとする。だけど、バレエって、おなか引っ込めて、胸をぐっと上に上げているので(のように思うので)、いい気持ちになって歌っているとどんどんポーズが崩れてくる。この二つを融合させるのにはどうしたらいいのだ?今日はその疑問点が浮かび上がっただけで終わってしまった。

なんとかしますね。バレエは素人だけど、歌はいちおうプロだから。
がんばります!


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする