今日は本当に幸せな一日でした。ありがとうございました。
自分が歌うのと、生徒さんが出るのを一緒にすると、こんなに大変なのか?と以前一回経験して、もうや~めたと思っていたのに、何の虫がうごいたのか、今回またやってしまいました。
でも、それぞれの生徒さんが、ちゃんと個性を出し切り、そしてなぜかみなさん本番は強い。いい演奏会になりました。
みんなそんなに上手くない。でも自分たちの超えるべきハードルをそれぞれが越えているのをちゃんと感じられる演奏会でした。そしてピアノソロを引いてくださったピアニストの皆さんにもスペシャル感謝です。
そして最後の「ウィーン我が夢の街」の大合唱は、みなさんと一緒に歌っているのも楽しかったし、客席で聞かせてもらうのも本当にうれしかったです。最後まで泣いているのはバレてはいけないと思って、涙だらだら出ていたんですが、それでも腕を動かし、口を動かしていました。最後のほうはちょっと前もよく見えない感じでしたが、とてもいいエネルギーをみなさんからいただいたので、このまましっかり向こうで勉強できそうな気がします。ありがとうございました。
ケーキの件はおもしろかったです。みなさんに渡るように切っていったら、最後自分の分だけなかった。でもその後みなさんにめぐんでいただき、私が一番たくさん食べた。これは今日二番目のヒットでした。本当に私の人生そのものです。狙うとダメなんですよね。でも無心にやっていると恵まれる。考えていたのは、足りますように、ちゃんと全員にイチゴかチョコが乗りますようにでしたから。
今日一番のヒットは、なんといってもN先生のお遊戯?でしょう。まさかあんなに歌って踊ってくださるとは!楽しい先生ですが、まさかこんなことまでしてくださるとは思っても見ませんでした!なんかとってもうれしかったです。
本当に私がいることで、綿菓子の棒みたいに、ただいるだけです。なにもしていなくても、たくさんの方が、知り合って、つながって、そして一歩前に踏み出してくださる。それを見ているのが、とてもうれしいです。
実は今日歌った外国語の曲には意味があって、花嫁の歌は、私よりずっと上の、おかあさん世代のみなさんに、「私が彼を愛するようになって、おかあさんをもっと好きになったのよ」という歌詞から「私が外国にいってウィーンだなんだと目を向けても、それをすることでもっとみなさんと強いつながりがもてますように」という内容に気持ちを置き換えて歌っていました。
また、ワリーのアリアは、文字通り私は遠くへ行きます。この楽しい我が家から遠くへいかねばなりません。という意味でしたので、決心の気持ちをこめて歌いました。
みなさんの歌の中でも、今の私にひっかかる意味合いの部分が多くあり、そのたびに気持ちが揺れる演奏会でした。
他にも書きたいことはたくさんあるのですが、あまり長くなると読むのもしんどいので、このへんで。「はにゅうす」毎日書いていますが、もちろん過去分も読めます。ウィーンでしんどくなったら、今日の日記を読んで、今日の気持ちを思い出して、気合いれます!たくさんのわがままを聞いてくださり、ありがとうございました。