普通の一日

人生に「普通の日」なんてないぞ～！と思いたい。

でも、今日は本当に普通でした。
お昼前まで寝て、ちょっとジャンキーなご飯食べて、
ありかさんが昨日の荷物を持ってきてくれて、
シャワーして、携帯のちっちゃい画面でワイド劇場の再放送を見ながら、
でかける用意をして、夕方仕事へ行く。
案の定、水素水の水筒を忘れ、
電車の中で居眠りして、
仕事先でおにぎり食べて、
帰り道で買ったコーヒーを電車の中で飲んで、
後ろの女子高生が食べるジャンクフードの匂いと、
口をあけて噛む「くちゃくちゃ」に親の顔が見たくなり、
11時すぎに家にたどり着き、
今、ご飯を炊きあがるのを待っている。

そんな、ふつ～の一日でした。

でも、昨日のコンサートの感想をメールで送ってもらったので、
それを読んだ時は、嬉しくてちょっとウキウキ。

明日は、シュリッテのドイツ語。めずらしく昼過ぎでレッスンが終わるので、
午後から、何かスリリングでおもしろいことが起きないか？と期待して。

いい響きのホールでした

京阪寝屋川市駅前にある、アルカスホールで歌ってきました。
小さなホールですが、350程度の2階席まであるホールです。
室内楽や、声楽ソロにはちょうど良い感じです。
響きも、返りがちょっとまったりした感がありますが、全然悪くないです。

客席の座りごごちはどうだったんでしょうか？
どなたか、よければ教えてください。
だって、イシハラホールなんかは、いいホールかもしれないけど、
私の大きさでは客席座れないくらい、幅が狭いんです。
そんなところだと困るでしょ。1回座ってみればよかった。

で、そこで、ウィーン歌曲をメドレー含め6曲歌ってきました。
ワイングラスも持ち込んで、とにかく楽しい演奏になればと思って舞台にあがりました。

観客のみなさんが、ぐいっと私の歌を聴く姿勢になってくださっているのが、わかったので、
自分がウィーン人になったつもりで、彼らの気持ちを代弁しているような、そんな感じの演奏になりました。

また、演奏後、今日もドイツ語の仕事があったので、早々と失礼しましたが、
ホール入口で高校2年の時の担任の先生が声をかけてくださって…
（このコンサート、高校普通科卒なのに、音楽に特化している人たちの同窓会コンサートだったんです）

「久しぶりやなぁ、よかったで～」とへんなじいさんが寄って来たので、
「だれや？」と聞いたら、担任でした。
「先生歳とったなぁ～」「お互い様や！」と、一瞬にして昔の空気になりました。

体育の先生だったので、怖い、声がでかい、よく怒られたくらいのイメージしかなかったのですが、
ハンドボールの選手を連れて、ドイツによく行かれてたそうで、「ドイツ語うまいなぁ」と、
思わぬ所をほめていただき、また「ごめんやで～昔は、きゃーきゃー言うてるだけやと思ってたけど、
こんなにえ～歌うたうんやなぁ。」って。まぁ、昔はほんまに「きゃーきゃー」ゆうてるだけでした。

そんなこんなで、まだまだ演奏が青いと思う部分あり、
反面、こういう演奏を重ねて、私のウィーン歌曲は熟して行くのだ！と気合いがはいるところもあり。

そして、今日のピアノのありかさんですが、
誤解しないで最後まで読んでね。
今日は、ピアノが何も聞こえませんでした。
もちろん本当は全部聞こえてます。そうでないと最初の入りもわからないだろうし、
間の間奏もわからない。聞こえなければ歌えない。
本当は聞こえてるんだけど、何も聞こえない、いい演奏をしてくれるんです。
つまり、気になるへんな音や、出っ張った音、欲しいところに来ないリズムの音がない演奏だったと
思われます。
だって、絨毯に例えるのは悪いけど、「あっ、絨毯踏んでる。あ～踏んでるわ～。うわっ、ここだけ毛足が長い！ここは下に石がはいってる。」ではまともに歩けないでしょ。
それと同じ。ずっとほかほかしてるような、え～感じでした。
それに、ご主人に撮影をしていただいたので、後日見るのが楽しみです。

それにしても、ウィーン歌曲。歌ってる自分が書くのもなんやけど、ええ曲やわ～。