Photo by☆hapihapi☆ 支笏湖にて
「 ローソクはたおれるとやばいから 」
ずっと以前からお仏壇のローソクを立て直す時に頭に浮かんでくるセリフです。
くらもちふさこさんの作品「冬・春・あなた」の中に登場したセリフです。
ローソクを主人公の「 不安定な心 」になぞらえて描かれていた気がします。
ローソクは角度によってはまっすぐに見えても曲がっていることもあるから。
なのでいまでもお仏壇のローソクを立て直す時にこの一言が思い浮かんで細心の注意を払います。
そしてまっすぐに見えている自分も、もしかしたら心が揺れて不安定になっていることがあるかもしれないと少し意識することを心がけてきました。
自分はまっすぐだと信じきることも大切です。
しかし倒れてからでは遅いので、時々「 大丈夫?自分 」と見直しながら「 ゆずの歌 」を思い切り頭の奥深くまで言葉が染み渡るように歌い上げます(笑)
カラオケに行けない時にはCDをかけて台所で食器などを洗いながら歌い上げます(笑)
そんな時家族はそっと各々のお部屋へと戻って行きます(笑)
10曲も歌い上げたらスッキリします(笑)
以前は社宅でしたから遠慮がちでしたが今はもう家族も単身赴任ですし、歌い放題(笑)
そう言えば昔から応援ソングを歌うのが好きでした。
一番初めてTVの前にラジカセを置いて家族を目で制しながら録音した曲は「 さらば涙と言おう 」という歌でした。
今でも歌えるし、カラオケでも時々歌います。
いつもウケます(笑)
森田健作さん主演の「 俺は男だ! 」という青春ドラマの主題歌を最終回で録音したのです。
最終回だったのでフルコーラス録音できまして、なのでいまでも二番まで歌えます(笑)
くらもちふさこさんの作品のちょっと傾いたローソクと主人公の女の子が重なって描かれているシーンはいまだに頭に浮かびます。
そして自分がこうしてお仏壇を持つようになった経緯を思い出し、その意味を考えるととっても切なくなり自分も傾いていないかを確認するのです。
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