今やシャンソンは、日本に定着している感じがします。
日本に於いては、ほとんどが古くに作られたものを歌っていますが、日本人の感性に合ってるように思います。マイナーな世界であるがゆえに長く定着すると思っています。
上手に歌えばいいという風には思えなくて、言葉を機能させてその歌を表現することに拘っています。そこで日本語のイントネーションを先行させると、元はフランス語なので、楽譜と日本語のイントネーションに違和感を感じるのです。
勇気のいることですが、日本語を優先させるとしばしば楽譜を変更することになってしまいます。
まず作品の詩を表現して、ドラマを聴き手と共有するということが最優先なので、実行しています。
ついでに、言葉の使い方においてできる「間」を聴き手と共有出来たら完成!と考えて実行しています。つもりです。
そのために時々落語を聴いたりしています。落語家は間の作りがうまいですよね。
せっかく素敵な詩を、ドラマ化して自由に表現する!
90歳になったとき、歌わなくてシャンソンを表現できたら、本望かな?