あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

人が変わる時を共有できることの喜び

2017-03-17 23:26:34 | 日記

今日はレッスンの日でした。

昨年の2月からレッスンを続けている発達障害の青年が、また一段と声が出るようになりました。シャンソンを始めるまでは、数年間声を発することなどかったのに。

ほんとに嬉しくてたまりません。

先日は家業の手伝いで、梯子に登って高い位置に箱を積み上げている彼をみて、驚きました。これも数年の間まったく歩くことのなかった彼がです。

泣きそうになりました。

この一年間の彼の進化はめざましく素晴らしいものがあります。

5月には、阿蘇にある絵本作家の葉祥明の美術館に、一緒に行く約束をしています。

そこの入り口の小さな茂みに、ブルービーが現れるのですよ。

 

 


ピアノがお嫁に行きました

2017-03-17 22:33:06 | 日記

昨日、ピアノがシャンソンの仲間の家に引っ越しました。

40数年間同居していたピアノですが、案外あっさりと送り出すことができました。夫の寝室が広くなって、彼は「よその家にいるみたい」と言っています。

これを機に部屋作りを、と考えているところです。日当たりのいい部屋なので、彼のベッドから眺める外の景色も視野に入れながら。

もともとレッスン室として使っていましたが、夫の認知症が進み、体の老化も目に余るほどになり、2階の寝室に上がることが難しくなったことで、彼の寝室を2階から1階のレッスン室に移したのでした。彼がピアノと同居していたのです。

その時80歳だった私は、レッスン室にあるすべてを、もちろん音響その他も、3日間かけて一人で1階から2階へと運び上げました。

いま思うとぞっとしますが、類型を好まない私は、そのとき自分の年齢など考えず、当然のごとく行ったのです。

そして改めて、いま自分の条件できることをやればいい! 自分の歴史は自分で作ればいいんだと深く考えています。

というわけで、ピアノは2階には上げずに夫と同居のままになっていたのです。

現在レッスンは電子ピアノで行っています。