一日の多くを菜園で過ごしたので、さすがに疲れて体のいたるところが痛くなっていたはずでした。
でもね、満たされた幸せ感とでも言うのかしら、とにかくいい気持ちなのです。
NHKの相撲の番組で、稀勢の里が体の故障によるリスクを負いながら優勝した瞬間を、私は涙をこらえながら「ブラボー」と叫びつつ、喜びに浸って自分が疲れていることを忘れてしまいました。
私も戦後の学制改革以来テニスに没頭し、激しく過ごした時間を思い出し、稀勢の里の今を共有している私がいたのです。
八代の高校に在籍していた私は、熊本県で優勝して戦績が新聞に載ったハシリだったように記憶しています。