あるがままに高齢を生きる! シャンソン、菜園とともに・・

予測不可能な未来のドラマに期待を寄せつつ、明日を見つめてまだまだ濃い時間を紡げたらとブログを書き続けます。

予測のできない、変化に富んだ毎日になりそうです。

2017-07-04 15:14:55 | 日記
仕事を終えて2階から降りてリビングに入ると、夫がぐったりと赤い顔をしてソファーに座っています。

部屋が暑い! 

冷房がついていないのです。

「冷房をつけないと熱射病になるぅ」と言ったら、「どうしたらいいか分からない」と言うので、「ほら、
ここを押すだけよ」と私が冷房をつけたのだけれど、言葉のやりとりで、ほんとに分からないようなのです。

一昨日まで自分でつけたり消したりしていたのに・・。

そういえば先日買い物から帰った時、2回ほど室温27~8度なのに、暖房をつけて赤い顔をしていたことがありましたね。


どうしよう! 急激な認知度の低下が分かって、途方に暮れています。

すでに記憶が1秒保てないのは分かってはいましたが、彼自身の意志では何もできないとなると、私の行動も相当制限されることになるのは、明白です。


今はまだ、トイレには自分の足で腰を曲げながら歩いて行けますが、それが出来なくなると、寝たきりになるのでしょうか?

予測のできない明日にオロオロしています。変化に富んだ毎日になりそうです。

とりあえず、私がしっかりしなければ・・・。


台風の日の夫の時間

2017-07-04 08:24:55 | 日記
台風の訪れに対応するために、6時に起きてすぐ雨戸を閉め、停電に備えて電池で利用できるありったけの照明器具を用意しました。

幸い台風のスピードが早そうなので、午前中息をひそめていればいいかなぁ、という計算です。

気象情報を聴くために早々にテレビをつけたら、夫が起きてきました。


「カーテン開けてよ」と夫が言い「今日は台風が来るでしょ!」と、台風の状況について丁寧に説明をしても、ほとんど聞いてはいないのです。

耳が遠い、認知症のため記憶が1秒と持たないので、まったく理解ができていません。

彼は自分でカーテンを開けました。目の前に現れた堅い雨戸に{これは何だっ」と怒りをあらわに大声を出しました。

私はホワイトボードを持ってきて、理由を書きました。

納得したようです。



食後、彼はマッサージチェアーに座って気持ちよさそうにしています。多分午前中は同じ状態でテレビを観ながら、眠りながら、過ごすことでしょう。

本当はマッサージチェアでの長い時間の利用はよくないのですが、現在はそのことだけに関わらず、本人の
気の済むように過ごしてもらうようにしています。

どこまでが善で、どこからが悪、などと言うことはもう必要ないと思っています。この最晩年を気持ちよく楽しく過ごして!と願うのみです。