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皆さんこんにちは!日曜日も診療している皮膚科 橋本クリニックの院長の橋本です。
今日は水虫についてです。
一般に水虫といわれているのは、白癬菌が足に感染した場合の俗称です。つまり足白癬のことです。
この白癬菌は体の表面ならどこにでも感染します。
つまり体にあるから水虫じゃないとか、手だから水虫ではないとはいえません。
足に感染すれば足白癬、手に感染すれば手白癬、体に感染すれば体部白癬(俗にたむし)といわれ、股に感染すれば股部白癬(俗にいんきん)といわれます。
どこにでも感染するからと言って、簡単に感染するわけではありません。
私が読んだ文献では、通常の乾いた状態であれば白癬菌が皮膚に付着しても感染までに24時間以上、確か36時間程度の時間を要すというようなことが書いてありました。つまり毎日お風呂に入っていれば、感染する前に洗い流すことができます。そのためからだに感染することは少ないのです。
ただし湿った状態である程度温度が保たれると、かなり短い時間で感染してしまいます。その文献では湿った状態で37度程度が保たれると6~12時間程度で感染するというものでした。つまり靴下を履いて靴を履く状態であれば数時間で感染する可能性があるそうです。そのため菌を付着させないことが重要です。
一番菌が付着する可能性が高いのがお風呂場の足ふきマットです。
水虫と言われた方は、最後にお風呂に入るか、マットを変えるようにしてみてください。
また感染が疑われる場合には、早めに皮膚科を受診してみましょう。
皮膚の一部を削って、顕微鏡で見れば白癬菌はすぐにわかります。ただし見つからないからと言ってもたまたま見つからないだけかもしれませんので注意が必要です。主治医の先生とよく相談してみてください。
『痒くないから水虫ではない』というのは間違いです。
痒くない水虫もいっぱいあります。
当院で痒いとおっしゃる方は半分程度でしょうか・・・。
心配な方は皮膚科を標榜している病院を受診してみてくださいね。
これからもよろしくお願いいたします。
爪白癬の治療方針はこちらです。
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ニキビ(尋常性ざそう)治療
イボ(尋常性疣贅)の治療について
脂漏性皮膚炎について
手掌・足底の多汗について
男性型脱毛症(AGA)の治療について
飛び火(伝染性膿痂疹)について
水いぼ(伝染性軟属腫)について
コラム『ステロイドについて』