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蕁麻疹(ほろせ)

2008年09月08日 11時38分17秒 | 治療方針について

皆さんこんにちは!日曜日も診療している皮膚科 橋本クリニックの院長の橋本です。

蕁麻疹(ほろせ)についてです。
蕁麻疹は良くある疾患で、5~10人に1人が一生のうちに1度は経験する疾患です。
症状は突然、痒みを伴う蚊に刺されたような盛り上がりが出現して、一つ一つの皮疹は数時間で引くというものです。
ごく限られた範囲だけでるものから、体全体に地図状に出るものまで程度は様々です。
特殊な症状(膨疹:蕁麻疹だけの皮疹です)と、数時間で痕を残さずに消失するという特徴的な経過から、問診だけで診断がつく数少ない疾患の一つです。

原因は様々で、ありとあらゆる検査をしても診断がつくのは10%程度で、残りの90%は原因不明です。
わかりえる原因としては、食べ物(小麦やエビ・カニなど)や温熱刺激(温熱蕁麻疹)、機械的刺激(機械性蕁麻疹)、光による蕁麻疹などがあります。

蕁麻疹には1ヶ月以内、多くは1週間程度で治癒する急性蕁麻疹と、1ヶ月以上持続する慢性蕁麻疹があります。

治療は抗アレルギー剤内服です。
症状により2種類の薬を内服していただく場合があります。

夜間急に症状が出てしまった場合、濡れタオルなどで冷やしてみると痒みが楽になって朝まで様子をみることができる場合があります。

蕁麻疹で気をつけないといけないのは、のどに症状が出て息苦しくなる場合です。
この場合最悪窒息してしまうので、救急車で病院へ向かってください。

以上簡単ですが蕁麻疹の説明でした。
皮膚科学会の蕁麻疹の説明はこちらです。
これからもよろしくお願いいたします。


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