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日曜日も診療しております広島県呉市の皮膚科、橋本クリニックの橋本です。
テレビで放映しているプロ○○○○○ですが・・・・。
もっと良い治療があるのではないかと思い、再度掲載してみます。
最近では食事の仕方で改善が期待できます。良かったら受診してみてください。(2017/6/21追記)
いわゆるニキビについてですが、医学的には尋常性痤瘡といいます。
10~30歳代までの青年期の男性の顔面、前胸部、背部などの脂漏部位(脂の分泌の多いところ)に好発する毛包炎(毛穴の炎症)や膿疱(膿のたまったもの)を呈します。
特に思春期に増悪します。
原因は内分泌因子、角化因子、細菌性因子の三つに分類されます。
内分泌因子は、主に思春期にアンドロゲンというホルモンが増加し、皮脂腺の機能が亢進し、皮脂(皮膚の脂です)が貯留し、細菌増殖が起こりやすくなります。
角化因子は体質などにより、毛穴の開口部が角質でふさがれて皮脂の貯留が起こり、にきびを形成します。
細菌性因子は、毛穴の常在菌であるP.acnesなどが、皮脂を分解して遊離脂肪酸という物質を形成し、これが毛穴を破壊して炎症反応を引き起こすことによりニキビを形成します。
これらの因子が絡み合って症状を複雑化させます。
また他の因子として、食事やストレスなどによっても増悪する場合があります。
治療法は、大きくわけて二つあります。
一つは細菌感染に対処するものです。
具体的には抗生物質の内服、外用、硫黄製剤の外用などがあります。
もう一つは毛穴のつまりに対する治療です。
治療のひとつはケミカルピーリングですが、保険適応がないのが難点です。
最近発売された保険適応がある角化を調整する薬があります。
残念ながら副作用がかなりの確率で起こってしまうため、すべての方に処方はできないのが問題です。
他にはビタミン製剤の内服を行う場合があります。
当院での一般的な治療方針は、
ニキビの炎症が強ければ抗生物質内服、外用を行います。
炎症が軽度であれば抗生物質の外用を行います。
これらで効果が無い場合や、俗に言う白ニキビ(毛穴のつまりのみで、炎症のないもの)は角化を調整する薬で治療を行います。
病院で支払う診察代、薬局で支払う薬代を合わせてもプロ○○○○○よりは安いとお思いますし、効果があると思いますよ(^^)
副作用などで新しい薬をどうしても継続できない場合にはケミカルピーリングを検討します。
お見えになる患者さんの中には、どうしてもケミカルピーリングをして欲しいという方もおられますが、基本的に初めからケミカルピーリングの治療は行っておりません。
個々の患者さんに合わせて診療を行いますので、お気軽にご相談ください。
ケミカルピーリングをしなくても治せるようになったため現在ケミカルピーリングは行っていません。
またニキビの患者さんには、セルニューplusの化粧品をお勧めしており、希望者にはサンプルを手渡ししています。
院内で販売しておりますので、お気軽にご相談ください。
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治療案内
順次追加していきます
ニキビ(尋常性ざそう)治療
イボ(尋常性疣贅)の治療について
脂漏性皮膚炎について
手掌・足底の多汗について
男性型脱毛症(AGA)の治療について
飛び火(伝染性膿痂疹)について
水いぼ(伝染性軟属腫)について
コラム『ステロイドについて』