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霜焼け(凍瘡)の患者さんが増えています

2015年12月11日 10時47分51秒 | 疾患について

暖冬だといわれながらも少し気温が下がった影響か、昨日から霜焼け(凍瘡)で受診される患者さんが増えています。

そこでしもやけの記事を書いておきます。(といっても以前の記事のコピーですが)


しもやけ(凍瘡)は凍傷と異なり、なりやすい方となりにくい方がおられます。
つまり同じ低温の刺激を受けてもしもやけになる方とならない方がおられます。 
同じ生活をしている家族や兄弟でもしもやけを発症する方と発症しない方にわかれますので、慌てて受診される方もおられます。 
感冷刺激が誘因になることはわかっていますが、正確な発症機序は不明です。
一方凍傷は高温による組織障害である熱傷(やけど)と同様に、低温刺激により組織が障害されて発症しますので、一定の低温に長時間さらされれば誰でも必ず発症します。 

 しもやけを悪化させない大切なことは寒冷刺激を避けること。つまり温かくするということです。
一番は寒くないところに引っ越すことですが(^^)。そうもいかないので保温の方法を考えます。
しもやけの好発部位は手指、足趾、耳です。それぞれ手袋・靴下・耳当てなどで対応しますが、改善しない場合にはより機能の高いもの(たとえば厚手の手袋など)にされるのがお勧めです。
足趾の場合寝るときにも靴下を履いて寝るとか、日中靴下を2枚履くなどの工夫が奏効することがあります。特にマラソンやスポーツなど運動をされる方は、運動中は靴下1枚、終了後靴下を脱いでよく汗を拭いた後に新しい靴下を2枚履かれるのがお勧めです。(運動でかいた汗をそのままにすると体温を奪うため、しもやけを誘発しやすいです)カイロなどで温めようとされる方もおられますが、満遍なく温めることが困難なことと感覚が鈍くなっているので低温熱傷の危険もあるのでお勧めしません。

もう一つは温度差が皮膚にダメージを与えるようなので、冷たくなった手指、足趾を一気に暖めることをせずに、ぬるま湯から徐々に温度を上げていくようにすることが大切だと思います。
私自身の指が冷たくなった場合、しもやけではありませんが一気にお風呂に入れるとジンジンして痛みを伴うため、まず洗面器に入れたぬるま湯で慣らした後に、少しずつお風呂のお湯を足して徐々に温度をあげていきます。そうすることでジンジンした痛みを感じることがないので冷え切った指でも快適に入浴できますよ。お試しを。 

 


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