学生時代からは考えられない今の二人

大学生の時代、勉強が苦手だった二人。
今では二人ともそれなりに経験を積み重ねて開業医です。 

一人は私で一人は友人です。
その友人が先日電話をくれました。
保険請求のための診療報酬の明細のチェックをしているそうです。
機械がチェックしてくれるのですが、彼は全て紙に印刷してチェックしているそうです。
私は電子チェックにお任せです。
気になった患者さんはよりよい医療が出来ないか見直すことはありますが、彼は全ての患者さんを見直しているそうです。
滅茶苦茶真面目です！ 
しょっちゅうパチンコ屋さんで出くわしていた同じ人とは思えません（＾＾） 

そして私は学生時代生化学の勉強が苦手でした。
何しろ仕組みを知ってもその目的がわかりません。
多種多様な物質名の羅列にしか思えず、記号の暗記ゲームのようにしか思っていませんでした。
それが今の診療において、もしかしたらある物質が不足しているからでは？もしかしたら食事の影響で偏っているからでは？などと日々仕組みを逡巡しています。
学生時代からは全く考えられない生化学を改めて勉強しなおしています。
その友人からは生化学あれだけ嫌いだったのにｗと大笑いされてしまいました。私自身、生化学が嫌いだったことすら忘れていました。
確かに（＾＾）。嫌いでした。
でも今生化学を見直しているおかげで、一つの謎を解いたようです。（学生時代にもっと真面目に勉強していれば、もっと早く謎が解けたかもしれないことは内緒ですｗ）
おかげで円形脱毛症の方が１ヶ月で治せました。
まだお一人なので偶然かも知れず、今から実績を積み上げる予定です。

学生時代の真面目さと、働き始めてからの真面目さは異なるなと改めて思いました。
私の学生時代の不真面目さは、今の私の基準から考えると明らかに駄目なので内容は掲載しないでおきます。
同級生の一部は私が医者にならない（なれない）だろうと考えていた程です。 

今となってはアトピー性皮膚炎・ニキビ・円形脱毛症・乾癬を治せるようになったので、私が皮膚科医になった『意味』はあったとは思うんですけどね。