１月２２日 スレッジホッケーイクイップメント

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

第２試合　日本対アメリカ戦の前に選手たちがアップを始める

そんななかでおいらが気になったのはアメリカチームのスティック

写真は最近代表になったGreg　Show　見た感じひ弱なまだ弱冠１８歳の

少年なのだが、どうして長い腕を利用して当たりも強い感じ


そんな彼が使っているスティックはなんとあのイーストン社製の

一本物のスレッジホッケー用のスティックだ。

アメリカの他の選手も多くイーストン製のスティックを使っているようだ。

ブレードの形状はどれもＲが取れていて、カナダ、日本、ノルウェーの

ほとんどが先端がストレートに近いのに対して

色んな角度でもパックを捕らえ易いように出来ているように思える。


アメリカチームのスレッジはUnique Inventions製スレッジでほとんどを占めているようだ。



ちなみにカナダのトップライン３人のスレッジは

Ｃanwinsportsというところで作られたものらしい。

1月２２日 開幕戦 カナダ対ノルウェー

２００８ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技

予選リーグ開幕戦いきなり、長野・トリノパラリンピックの決勝戦を

争った２チームが激突。





おいらの予想では最近の対戦成績から行くと

ボクシングのノーガードの打ち合いみたいに

点の取り合いになったら、カナダに分がありそう

ガードを固めて僅差の試合になればノルウェーの

ぺースかも・・・・・



試合に先立ち、両国の国歌が流れ

選手たちは国家を口ずさんでました。





でも、平日のせいかこの好カードにもかかわらず、観客はまばら



そんな中でも熱き戦いは火蓋を切った

第１ピリオド開始４分頃、キルプレーのカナダが、BOWDENからの

パスをBRIDGESが先制ゴール！カナダのＦＷファーストライン

予想以上に強い！！


第１ピリオド終了間際にまたしても、BOWDEN、BRIDGESとつないで

WESTLAKEがゴール！！第１ピリオドはカナダが２－０

シュート数でも１１－３とノルウェーを圧倒


第２ピリオドに入って開始１分頃ノルウェーＤＦの

PEDERSENがゴール、さらに勢いづいたPEDERSENが

連続得点し同点に追いつき２－２で第２ピリオドを終了


第３ピリオドに入り４分過ぎカナダのファーストライン要の

BOWDENがWESTLAKEのパスを受けてゴールし３－２

続けざまにWESTLAKEからのBRIDGESパスをWESTLAKEが

この日２点目のゴールをし４－２とリード


追うノルウェーは７分過ぎROYNEのゴールで４－３と一点差

終了間際ゴーリーを上げて、

６人攻撃の、パワープレーでカナダゴールに

猛攻をしかけるが、逆にカウンターをくらい

BRIDGESがエンプティーネットにゴールし

この日２得点目。まるでトリノの決勝を再現するかのようだった。

結局５－３とカナダが

ノルウェーを突き放しそのまま勝利した。


ベストプレイヤーはカナダがLABONTE選手

ノルウェーはBJERNSTAD選手

先週末の日本代表合宿の模様

先週末に岡谷市やまびこの森アイスアリーナで

行われた日本代表合宿の模様です。


３月末のアメリカマルボーロ市で行われる

世界選手権に向けて調子はいい感じです。

１月２２日試合前のカナダチーム

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

第１試合のカナダ－ノルウェー戦を控え

日本チームのすぐ隣のカナダチームのロッカールームからは

大音量の音楽が聞こえて来るのでメカニックＨと苦笑

ニール・ヤングの曲だったりするので、さすがカナダや


でもロッカールームの前に置かれた箱の上にのっかってるのは

わざわざ空輸されてきたハンドエアロバイク？


カナダの選手は試合のたびにここで

このトレーニングマシンを廻したり

カットしたスティックシャフトに

ラバーバンドを縛ったやつをひっぱっていました


半球型のバランスボールに乗っかって

ラバーバンド引っ張る選手もいたりして

ストレッチも兼ねているのか毎試合この光景が見られました。

長野オリンピック１０周年映像

午後７：３０から長野県限定なのだが

長野オリンピック１０周年映像が流れていた

Ｍウェーブの清水宏靖の金メダル

岡崎朋美の銅メダルのスピードスケート

ジャンプのラージヒル船木の金メダル

団体戦の劇的な金メダル

里谷多恵のモーグル金メダルなど

や優勝インタビューなど

アイスホッケーは、やっとこさ勝ったオーストリア戦


やっぱ五輪の雰囲気って新ためて凄いなって思う

今、ＭウェーブでＷカップとかやってもあれだけの

観客は来ないだろうし、盛り上がり方も異常なほどだったんだね。


ちなみに今週長野市ビックハットで開催されたアイスホッケーの

Ｕ－１８の大会のカナダ・ロシア（どちらも州の代表）相手に

日本が優勝した大会の新聞写真を見たんだけど

やっぱ、がらがで明らかに親戚一同のみって感じでした。

第１７次日本代表合宿スケジュールのお知らせ

2007年度第17次アイススレッジホッケー

日本代表合宿スケジュール予定

平成20年2月8日(金)～11日(月・祝)

場所　岡谷市やまびこスケートの森アイスアリーナ




2月8日(金) 21:15 ～ 23:15 On Ice
2月9日(土) 　 7:45 ～ 9:45 　 On Ice 　　　　　
　　　　　 15:15 ～ 17:15 On Ice
2月10日(日) 　7:45 ～ 9:45 　 On Ice 　　　　　　　　　
　　　　　　　 15:15 ～ 17:15 On Ice
2月11日(月・祝) 6:00 ～ 8:00 　 On Ice

見学、取材大歓迎！

第19次合宿 2月22日(金)-2月24日(日) やまびこスケートの森アイスアリーナ
第20次合宿 3月07日(木)-3月09日(日) やまびこスケートの森アイスアリーナ

世界選手権　Marlborough, Massachusetts USA(Boston西42km)
日時:2008年03月28日(金)-2008年04月05日(土)
出国:2008年03月26日(水)予定
帰国:2008年04月07日(月)予定
　注：遠征期間は変更の可能性あり

長野オリンピック「地雷と聖火」から10年

あれからもう１０年立つんですね。




家でＴＶで見た義足の聖火ランナークリス・ムーンさん

それからのおいらの１０年の始まりでした。

ご本人にもお会いすることが出来たし。

ソルトレーク、トリノと足を運ぶことになりました。


でも世の中あの頃より悪くなってきた気がします。

パンドラの箱を開けてしまったような

でも、最後に残った希望だけは捨てないようにして行きたいです。

1月２２日開会式

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

メカニックＨの車で、一端ホテルへ戻り食事

部屋に戻り日本チームの送迎バスで

開会式のために、再び大雪アリーナへ


アリーナの状況といえば

開会式というのにほとんど観客はいない

まあ、平日の午後なんで仕方がないが

いるのがほとんど関係者と報道関係

世界のトップ３が来ているのにちょっと寂しい話だ。





来賓のみなさんの挨拶のお言葉は

有り難いのだが、大雪アリーナめちゃ寒いだけに

選手の体調が心配。







遠藤選手の選手宣誓も無事終わり、熱戦の火蓋は切って落とされた。

1月２２日公開練習チームＵＳＡ

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

遅れて到着したため、今日が初の公開練習となるアメリカ代表チーム

日本チームの初戦の相手でもある。


トリノ以降、キャプテンのジョー・ハワードはじめ

ソルトレーク金メダルのメンバーがほとんど入れ替わり

現在代表に残っているのはＤＦの



クリス・マンスくらいのものだ


トリノで、日本チーム戦で先制点を挙げた



当時高校生だったブレッド・エマーソンや

ジョー・ハワードの後を継いだ「荒くれ者」

アレクシー・サルマーニ


グエラＪｒの後を継いだゴーリー



スティーブ・キャッシュと２０代・１０代の

まだ発展途上のチームだ。全米各地からえり抜きガ集められた

ようだが、その若さにびっくりだった。


去年からの対カナダ戦では連敗中で分が悪いが

１点差を争うゲームをしているだけに日本としても

あながち侮れない相手だと思う。


練習はヘッドコーチがさながら

ハイスクールの生徒を教えるように

ゆっくりとした丁寧な英語でアリーナに

響き渡る大きな声で説明を行っている。


もうひとつ驚いたのは、アメリカというと

ダンプ＆チェイスのいわゆる北米型の

ホッケーをするという印象がおいらにはあったのだが

意外にも八の字でスケーティングをしながら

両手を使ってハンドリングを行うという

ノルウェー的な基礎練習をスムーズにこなしていた。


このチーム簡単には勝たせてくれない予感がした。

１月２２日公開練習チームカナダ、ビリー倒れる。

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

その後リンクでカナダチームの練習を見る

相変わらず、ブラッドリー、ビリー、グレックの

ファーストラインのＦＷ３人の動きがいい


練習終了間際にミニゲームでＦＷとＤＦが

接触し激突、ＦＷの選手が倒れたまま

なかなか起き上がって来ない

どうやらビリーのようだ、あの高いスレッジで倒れて

脳震盪でも起こしたのだろうか？


ようやく起き上がったビリーなんとか

笑顔なので大丈夫なようだ。

ベンチの通訳のＫさんに聞いたら「肩と頭」を強打したようだ。


なんとなくソルトレークの対日本戦でカナダが敗れた試合が

思い出された。あの時もビリーが脳震盪おこしたんだよな・・・

1月22日 ノルウェーのメカニック

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

本日の開幕戦を前にして日本代表チームの公開練習はなし

代わりに１０時からホテルでミーティングということだったが

おいらは他チームの公開練習を見るため

メカニックＨの車に同乗して大雪アリーナへ向う


アリーナに着くとノルウェーチームのメカニックのおっちゃんが

ハンマーとパイプが無いかと通訳を通して日本チーム、メカニックＨ訊ねてきた

どうやら運搬中にフレームが変形したらしくて

それを直したいとのことだったようだ。


ホームセンターは近くにあるのだがメカニックＨは

自分の車の荷台部にあるパイプをはずして貸し出しました。

おっちゃんはフレームをハンマーでたたき上げて見事に

フレームを修正してしまいました。

力の加減もみごとで、傷とか残さず意外に丁寧な仕事ぶりにびっくり

ヨーロッパの職人って感じでした。


スレッジのバケットやフレームもそうなんだけど

北米のスレッジのスレッジはかなりアバウトな

作りでビックリするんだけど、ノルウェーチームのバケットや

フレームはとっても丁寧で綺麗にできてるのにびっくりだったです。


ノルウェー代表チームが練習終わったときに

メカニックＨとロッカー前に置かれたノルウェーチームの

スティックを見てました。


メカニックＨが言うには、カーボン製で

とても軽いスティックなんだけど

前回のスウェーデンのウィンターゲームスの時

「見せてくれ」と頼んだんだけど

「シークレット！」って言って見せてもらえなかったらしい


今回は恩を売ったから、メカニックＨが

「持たせてくれ」と頼むと「シークレット」といいつつも

ノルウェーのメカニックおっちゃんは持たせてくれた。

おいらも持ってみたけど確かに軽い。

これもびっくりだったよ。

　

１月２２日ホテルの朝食と朝ズバ取材情報

ジャパンパラリンピック２００８アイススレッジホッケー競技

ホテルの朝食は、バイキング形式で和食と洋食が選べます。

おいらは和食で攻めたいと思っております。


今日はゆうべのパーティーでちょっと脂っこいものを

食べたので雑穀粥に味噌汁、つけもの、煮物、冷奴、帆立、サラダ

トマトジュースです。


昨日ＨＢＣさんが取材に来て、みのもんたさんの朝ズバで

ジャパラの試合の模様を翌日の朝ズバで放映するために

ＴＢＳから取材が来るらしいということです。


でも旭川では編集して送れないのでその日のうちに

札幌まで往復して翌日の放映に備えるとのこと

マイナー競技のアイススレッジホッケーを全国放送で

取り上げてもらえるのはとっても有り難い事だ。

1月２１日歓迎パーティー

２００８ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技

公式練習の終了後ホテルから各国代表チーム選手およびスタッフは

バスで、旭川障がい者スポーツ振興会主催のパーティーに


ベルクラッシック旭川ってところで、ちょうどアメリカチームも到着

選手控え室で見てびっくりだよ、まるで修学旅行みたいに

若い選手ばかり、今回ソルトレーク金メダルメンバーからの

代表選手は、ＤＦのクリス・マンスのみあとは１０代、２０代が

主体のフレッシュなチームとは聞いていたが驚きだったよ



パーティーは、びっくりするほど人が集まっていて

２～３００人ぐらいいるようだった。

いろんな人のご挨拶が続き生バンドの演奏とかも入ったりして







最後に日本アイススレッジホッケー協会理事長兼日本代表監督の

中北浩仁氏が大会の開会の宣言をおこないました。

１月２１日公開練習チームＮＯＲＷＡＹ

２００８ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技

カナダの公開練習の跡にリンクへ登ったのはノルウェー代表チーム

過去すべてのパラリンピックでファイナル進出を果たしている強豪だ

日本チームにアイススレッジホッケーを伝えたのもノルウェーチームで

師匠格に当たる。


長野パラリンピックから指揮官として

チームをファイナルに送り込み続けている



モルテン・ハーグルンヘッドコーチは

北欧の貴公子って感じのイケメンでとってもカッコいいので

パラリンピックのたびに女性ファンの人気も高い


選手は長野パラから、パックがまるで

スティックに吸い付いていくようなハンドリングの

魔術師エスキー・ハーゲン、巨漢スティッグ・トレー・スヴェィー


ソルトレーク大会でベストＦＷに選ばれた


ビヨルンスタッド・ヘルゲ

ソルトレーク大会ファイナルでアメリカと

延長、ショット・オン・ゴール戦までの死闘を演じた

ゴーリー、ロジャー・ヨハンセンらが健在。

残念ながら再重量ＤＦ１９０ｃｍ１２０ｋｇ

トミー・ローベルスタッドは来日していない。


そして、今回もっとも注目なのは

ＤＦながら、チームのほとんどの得点をたたき出している




ロルフ・アイナー・ペデルセンだ

ディフェンスゾーンからパックを持ったら

一気に加速してゴール前に駆け込むそのスピードに

日本チームからは「ぶんぶん丸」と呼ばれている

今回最も注意すべき選手のひとりだ。


ノルウェーチーム自体は、巨漢ながらもヨーロッパスタイルの

正確のパスを繋いで個々のテクニックを駆使しながら

攻めあがるスタイルが身上だ。



そしてノルウェーチームのマークは、シロクマ



これはカナダのメープルリーフと同じく

ノルウェーアイスホッケー協会のマークだ

アメリカ・ノルウェー・カナダ共に健常のアイスホッケー協会に属していることを

認められている。これも金メダルの力というものなのだろう。

１月２１日公式練習チームＣＡＮＡＤＡ

２００８ジャパンパラリンピックアイススレッジホッケー競技

日本チームの練習中にカナダ代表チームがリンク入り

やんちゃ坊主ビリーは、車椅子でホッケースティックを持って

テニスボールを使ってリンク回りで新人ＤＦのアダム・ディクソンを

相手にパスの練習をしていた。



今回のカナダ代表チームのメンバーは

トリノパラリンピックの金メダルを取った時のメンバーが来日

地元開催の２０１０バンクーバーパラリンピックまでは

代表としてがんばりたいと思っているベテラン勢も多い

しかし現時点での実力はファーストラインの、



ビリー・ブリッジス



ブラッドリー・ボーデン（奥）



グレッグ・ウェストレイクの

座高の高いスレッジ３人組の得点力は

世界でもトップクラスの破壊力を持つ


今大会でもこの３人をどう封じ込めるかが

各国の対カナダ戦の鍵となると思われる

特に起点となるブラッドリーの動きをどう抑えるかが

試合の勝敗を左右することになると練習を見ていても思われた。


新人のＤＦアダム・ディクソンも中々の動きを見せていた。


カナダ代表チームには密着でバンクーバー大会の

放映権を持っているＣＴＶが密着で取材をしていました。



もう一点、おいらが気になったのは

カナダチームのある選手のバケット

アンダーアーマーのマーク入りこれって

本物？それともヨッシーナイキと同じバッタもん？