永岡洋治衆議院議員の死の意味とは? 8月1日

永岡洋治衆議院議員、第一報には耳を疑ってしまった。真っ先に頭をよぎったのが日歯連疑惑。しかし、所属は亀井派という。あの中村喜四郎議員のスキャンダルの結果、補選で当選してきた人だと聞き、では道路公団疑惑か何かか???などと浅薄な知識をめぐらした。

その後、郵政民営化法案の衆議院採決をめぐり、自民党執行部と自らの信念との板ばさみに苦しんでいたと聞き、本当に驚いた。永岡氏は、東大卒の農水官僚出身。自分の意志とは異なり、郵政法案に「賛成」させられたからと言って、自殺するほど苦しむようなタイプなのだろうか???まったく理解できない。

特定郵便局長会からの批判を、まともに受けるほどデリケートな人物だったのか???そもそも、自民党のお陰で当選できたと認識していたのなら、今回の場合は「賛成」以外に選択の余地などなかったはずだ。自分の意志とは違っても、堂々と「賛成」していれば良かったじゃないか。そもそも無理やり「賛成」に回らされて苦しむくらいなら、「反対」である理由をきちんと述べて、執行部に理解を求める努力が必要だった。

確かに、私たちには計り知れない、相当なプレッシャーが、各方面からあったのかもしれない。でも、そんなこと、うまくかわせばいいじゃない!!批判や悪口雑言なんて、選挙に立った以上、死ぬまでついて回わるものだ。いちいち気に病んでいたら、心臓がいくつあっても足りやしない。弱いものいじめは政治の常套。しかも、いじめは、とことん続く。自身に信念と気力がある限り、心に鎧をまとい強く生きていくしかないではないか。

並以上に強い精神力を持っていそうな経歴の持ち主なのに、なんでこんなに弱いのかと不思議で仕方がない。郵政法案に反対すると次は公認しないと言われ、しぶしぶ本会議場で賛成した3人の「ユダ」のうちの1人?斡旋収賄で実刑に服した中村喜四郎氏は、再起を期しているそうだ。中村氏は、とてつもなく選挙に強い人物だそうで、特定郵便局長会などから、やいのやいの責められて、次の選挙に勝つ自信がなくなったのか???

永岡氏は、国会議員でいるしか、生きていく道はなかったのだろうか?民営化反対論は多くの有権者から支持されていたはずなのに、その信念を貫けなかった永岡氏は、国会議員よりも、もっと他にふさわしい仕事があったのではないだろうか。経歴からしても、可能性はいくらでもあったはず。小泉総理の茶番劇に、命の行方を左右されるなんて、あまりにも理不尽だ。命をかけるところを、間違っている。死ぬ気で「郵政民営化反対」ののろしを上げることが、何故、出来なかったのだろうか・・・・・。


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