よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

ブログ再開。悲観的な話は書かないでおこう。

2019年10月18日 | 日記
昨年の冬至から、ずっとブログを書いていなかった。
300日ほど休んでいたことになる。

この間、私生活では人生最大の苦難ともいうべき時期を迎えていて
とても文章を綴る気になれなかった。

書きたい思いはあったが、形にするのは逡巡があった。

あまり悲観的なことは書きたくない。
私がそういう文章を読みたくないからだ。

自分の書いた文章を、一番最初に読むのは自分だ。
自分を鼓舞し、元気が出る話題をなるべくなら書きたい。

もう少し時間を置いてから、切り口を考慮して開陳するかもしれないが
当分はまた他愛ないことだけを、あてどなく綴ることにしようと思う。


いっそブログを引っ越しして、心機一転を図ろうと思い
FC2を使ってみたのだが、1週間でで挫折してしまった。

多分、相性が悪いのだと思うが、写真のアップロードができず
アイコンがずれまくり、改行が奇妙なことになり、
とにかく、文章をしたためる前に、違う労力を使い果たしてしまうのだ。

久しぶりにgooに戻ったら、やはり慣れているためか使いやすい。
写真をアップロードする際に、自動的に大きさを変えられるのも好ましい。



今日はブログ開設2300日目

ゴッホ展(上野)を観に行きました

2019年10月18日 | 美術
ゴッホ展を観に、上野まで出かけました。

実は、10月14日(祝)に、会場の前を通ったんですけど、
人、人、人…とすごい列ができていまして、人混みが何より苦手な私は
そのまま回れ右をしてしまったんですね。



今日は平日の金曜だから、多少はマシかなと思いきや、
…やっぱり館内は混んでいました。

ゴッホ人気をなめちゃいけない。
印象派展覧会に出向いても、ゴッホのところだけ、いつも人が滞留していますもの。


「タンギー爺さん」の肖像画が個人的に好きです。



タンギー爺さんと言えば、この絵が有名ですが、展覧会に出展されていたのは別の絵です。
ゴッホの絵を評価してくれた画材商のタンギーに、ゴッホも信頼を寄せていたようで、
この絵以上に、慈愛に満ちた穏やかな表情を浮かべています。


<ジャガイモを食べる人たち>
この頃よりも、人物の表情描写が繊細になっていますね。

いかにもゴッホ!という糸杉の絵もいいのですが、
農家のひとたちの質素で我慢強い性質を表した人物画も好きです。

あと、暗すぎて何を描いたか判じにくい、鳥の巣の絵も面白かったな。
ゴッホは鳥の巣をたくさん収集していたようです。


解説文を読んでいくと、ゴッホの気性のせいか、いろいろな人と交流をもっても
すぐに袂を分かってしまうように思えました。
娼婦シーンと1年半同棲して、それがもとで周囲と決裂したような解説文もあり
「え?なんで?何があったの?」とゴッホの生き方が気になってしまいました。

弟テオに送った手紙(翻訳文)を読むと、弟にはかなり自分の心を開陳していた
ように思えます。

ゴッホの人生を語った本があったら読みたいな、と思いました。




混んでいたけど行った甲斐がありました!