よりみち散歩。

日々の暮らしのなかで心に浮かぶよしなしごとを、こじんまりとつぶやいています。お役立ち情報はありません。

吉永小百合「プロフェッショナル仕事の流儀」

2019年10月26日 | 日記
吉永小百合さんの「プロフェッショナル仕事の流儀」を見る。
謙虚で柔和で、本当に素敵。「自分はアマチュアでプロではない」と首を傾げる姿が可愛らしい。

撮影風景で、ワンカットでなく何度も同じシーンを撮るのは大変だ。撮るほうも、撮られる方も。
「疲れているとはいいません。本当に疲れちゃうし、スタッフはもっと疲れているはずだから」
このあたりの思いやりもすごい!

自分の幕引きについても語っていた。
古い友人が「あなたは長生きしてもっと活躍して」と喝を入れていたが、多分先輩や同輩、時には後輩を見送って、いろいろな人生の覚悟を決めているのだろう。

私も幕引きというものを常に考えるようになったので、なんとなくわかる。
老若男女問わず、幕引きの瞬間は必ず訪れる。
その時まで、どのように過ごすか。
吉永さんは「今日を精一杯生きる」と語っていた。

力を入れて血管が切れそうになるほど頑張るのではなく、怠惰になるのでなく。
しなやかに、軽やかに生きていたいなと感じている。


凛として上品な女性は素敵

改造内閣 新閣僚の資産公開

2019年10月25日 | 日記
どう考えても少なすぎるでしょう!
特に赤羽国土交通大臣の「資産なし」は本当か?と思ってしまう。

小泉進次郎氏の2億越えはそうだろうなと思うけど、
概ね数百万円から五千万円以下というのを聞いて、
何か庶民感覚をアピールするためか
いろいろ秘匿しているのではと思ってしまう…。

ちょっとつぶやいてみました。




gooブログはツィッター感覚で気軽に書く場にして、
もう一つのブログをメインにしようかなと思っています。

久しぶりにgooブログを再開し、慣れているから書きやすいのだけど
なぜ他のブログに気うつりしたかを思い出しました。


コート―ルド美術館展 魅惑の印象派

2019年10月25日 | 美術
少し前になりますが、上野で開催されているコートールド美術館展に行ってまいりました。




エドゥアール・マネ《フォリー・ベルジェールのバー》
この絵が子どもの頃から好きで、本物が見られることを楽しみにしていました。

女性の右側にある花が刺さったガラスの透明感、これにとても惹かれて
昔はよく真似して絵を描いたものです。しかし、こんなに澄み切った感じはなかなか出せない。

これは、女性の後ろに鏡が置かれている絵なのです。
つまり、右側の女性は鏡に投影された姿なのですが――位置的におかしいですよね。
子どもの頃は、すっかり別の女性が後ろで紳士と話し込んでいるのだと思いました。

位置もそうですが、正面を向いている女性の表情は、どことなく物憂げで茫洋としており、
誰かと対峙しているような雰囲気が感じられないのです。

鏡があるように見せかけた虚像が後ろにある、もしくは
正面向きの女性が幻影であるような、不思議な印象を与えます。


セザンヌ、ルノワール、ドガ、ゴーガン、ロートレックといった
素晴らしい名画もたくさん来日!しっかり堪能しました。



上野によく出没しています

ハプスブルグ展 600年にわたる帝国の歴史

2019年10月24日 | 美術
上野の国立西洋美術館で開催しているハプスブルグ展を観にいきました。

ベラスケス「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」の隣に
フアン・パウティスタ・マルティネス・デル・マーソの「緑のドレスの王女 マルガリータ・テレサ」があり
本当に同じ顔で描かれているので、多分王女はこういう容貌だったんだろうなと推察しました。

ハプスブルグ家は近親婚が多かったので、身体が弱かったんですよね。
そして顎が少し前に出ている特徴があります。

(スペインの美術館に行ったとき、ガイドさんが「アントニオ猪木なんですよー」と
語っていたのを思い出します)


好きな主題は「ユピテルとメルクリウスを歓待するフィレモンとパウキス」。
これは絵というより、ストーリーがとても好きなのです。

簡単に言えば、清貧な老夫婦のもてなしが全能の神ユピテルを感動させ、
彼らの願いを叶えようとする。そのとき夫婦が口にしたのは

「死ぬときはふたり一緒に」。

愛する人との別離は辛いもの…ギリシア神話では大抵神様が人間に介入すると
ロクなことにならないのですが、この夫婦はつつましく幸せな人生をまっとうします。

ここで描かれている主題は、貧しいにもかかわらず、ガチョウをつぶして
客人(旅人に身をやつしたユピテルとメルクリウス)を歓待しようとし
ユピテルが止めるシーンシーンです。

フィレモンとパウキスの善良さと老い、ユピテルの存在感が際立つ作品でした。


混雑を避けて平日にいったにもかかわらず、けっこう入館者が多かったですね。
女性7、男性3の割合かな。

マリーアントワネットやエリザベートなど、女性が好きな華やかな人物像もありますし。

国立西洋美術館は、常設展も充実しているので、お腹いっぱいになるほど
美術品と戯れてきました。



常設展では、やはりルーベンスの「眠る二人の子ども」が好きです。
本当に癒されます。

小学生の団体をときどき見かけました。
その時価値がわからなくても、頭や感性が若い時に、いろいろなモノに触れることは
大事ですね。

そう思いつつも、子どもたちを見かけたのが男女が絡み合う彫刻付近だったので、
ちょっとドギマギしたのでした。


24日なので巣鴨の縁日にも行きました

テレビとミニマムな暮らし

2019年10月23日 | 日記
最近、テレビ映像が頻繁に消えるようになった。
購入してから10年以上は経過している。
私はテレビをあまり見ない人間なのだが、それなりに経年劣化をするようだ。

ニュースと天気予報、「旅するスペイン語」を見ているくらいで、
ドラマやバラエティはほぼ見ない。
見逃した場合は、ネットで補完できるし、テレビがなくても困らなさそうだ。

完全に天寿を全うしたら、テレビのない暮らしを選択してもいいかもしれない。
何しろ最近ますまず物欲が薄くなり、欲しいモノがほぼないのである。

神社仏閣めぐりが趣味だが、御朱印集めはまったくしていない。
とにかく収集が好きでないのである。
年を取ったら、どんどん身軽になりたい、そんな思いが強い。

でも無欲かといえば、そんなことはない。
欲するのは、大抵形のないモノ。

記憶力、理解力、判断力、話術や才能…邪魔にならないからいくらでもほしい。
健康で贅肉を落とした身体もほしい。

欲望はあるけれど、ベクトルがモノに向いていないだけ。



テレビ生活&NHK受信料払もストップするよ