東京27日 18:32現在、円は、107.21、ユーロは、116.35/1.0851、豪ドルは、69.29/0.6462、英ポンドは、133.32/1.2435近辺 . . . 本文を読む
■株大幅反発(19783)「日銀の追加金融緩和策や、新型コロナの外部環境悪化にひとまず歯止めを支えに買いが優勢。大型連休を前に積極的な売買を控える投資家が増えるなか、株価指数先物を通じた短期筋の買い。日銀は27日金融政策決定会合で国債購入額の上限撤廃を軸とした追加金融緩和。次第に買いが広がった。中小企業向けの資金繰り支援策で拡充する特別オペ(公開市場操作)では、オペを利用する金融機関には利用残高に応じて日銀の当座預金に0.1%のプラス金利(付利)。銀行の収益に配慮した工夫を評価した買いがメガバンク株に。CPと社債の積極的な買い入れ姿勢も好感。本格化する2020年3月期の国内企業決算については「3月末までの業績悪化はある程度、株価に織り込み済み」。出尽くし感や回復期待のある銘柄には買いが集まりやすく、ファナックやアドテストなどが大幅高。海外では外出規制の緩和や経済再開の動きが出ている。米医薬大手ギリアドの「レムデシビル」など新型コロナ治療薬への期待も高い。「日経平均は1月の高値から3月に安値を付けるまでの半値戻しに当たる2万0318円への上昇が見込める」との声も。
■債券堅調(10年債利回り低下マイナス0.04%)「新型コロナ対応に伴う国債増発による、需給の緩みへの警戒感が和らいだ。CP・社債の購入対象は残存期間5年までの銘柄に延ばす方針で、社債利回りの低下で国債の投資妙味が増すとの見方も。来週には日本が大型連休に入る。「日銀の決定で買い安心感が広がり、休み前に債券を確保しようとする国内投資家の買いも。もっとも、超長期債は売りが優勢。新発30年物国債の利回りは前週末比0.015%高い0.430%。新発20年債利回りも同0.005%高い0.310%で推移。米原油先物相場の下げ止まり・株価上昇で、超長期債には売り」 . . . 本文を読む
写真:スペイン風邪の流行を伝える中外商業新報の紙面(日本経済新聞の前身、1918年10月26日付)コロナショックで世界は大混乱に陥っている。日本も緊急事態宣言が発令されて20日経過し、危機対応の真っただ中だ。感染収束が見通せず社会が機能停止している現状をどう受けとめたらよいのか。困ったときは歴史に学べである。似たようなできごとは必ず過去にある。それを知ることで、今が見え将来を展望できるものだ。そう考えて、新型コロナウイルスの感染拡大と似た事例を近代の歴史に探してみた。しばしば指摘されている100年前のスペイン風邪の流行がそうだ。そのときの日本国内の記録がきちんと残されている。「流行性感冒 『スペイン風邪』大流行の記録」(平凡社)である。旧内務省の衛生局がまとめたものだ。1918年秋から21年春まで3回流行したときの感染の状況から、予防・治療などをこと細かに記している。1920年、日本の人口は5600万人。感染者2380万人は、人口の4割を超える。死者はその1.63%にあたる38万8千人余にのぼる。現在の人口に引き直すと90万人近くが亡くなったことになる。とくに19年10月から20年7月にかけての第2波の致死率は高く、5.29%。政府はあげて予防対策に乗り出す。テレビもラジオもない時代だ。「近寄るな、咳(せき)する人に」「含嗽(うがい)せよ、朝な夕なに」「マスクをかけぬ命知らず!」などの標語を書いたチラシやポスターを大量に配った。大人数での会合を避け、感染者には自宅待機も求めた。手洗い・うがい・マスクに、密閉・密集・密接の3つの「密」を避け、人との接触8割減を促している現在とほとんど一緒だ。県費でマスクの材料を購入し、女子師範学校や高等女学校の生徒たちが授業の合間に縫って無償で給与したり、在郷軍人会や愛国婦人会が簡易のものをつくって無償で配布したり、たとえば鳥取警察署などは交番で簡易マスクを廉価で販売したりと涙ぐましい努力だ。それにとどまらず、多くの県で貧困層に恩賜財団「済生会」の治療券を交付。病院で診てもらえない人たちのために無料診察所を設け、篤志家の寄付も募って町ごとに救護班を組織して巡回診療をしているところもある。(*日経 記事より) . . . 本文を読む
●今週(4/27-5/1)の主な予定
■イベント/政治 (4/26-29)中国全人代常務委員会、(4/27)日銀金融政策決定会合、(4/28-9)FOMC、(4/30)ECB理事会
■経済指標 (4/28)4月完全失業率・3月有効求人倍率、(4/29)1-3月期米GDP(速報)、(4/30)1-3月期ユーロ圏GDP(速報)。4月中国製造業PMI
(3月期本邦企業の決算、1-3月期米主要企業の決算発表)
(写真は 米ニューヨークでは微量の血液から抗体の有無を調べる「抗体検査」が広がる(ドライブスルー方式の抗体検査)=AP * 日経 記事より)
16:25更新 . . . 本文を読む