東京09日 18:36現在、円は、106.01、ユーロは、124.77/1.1768、豪ドルは、76.69/0.7234、英ポンドは、137.27/1.2948近辺 . . . 本文を読む
■株反落(23032)。「前日の米株式相場の大幅下落を背景に、リスク回避姿勢。新型コロナのワクチン開発進展への期待感の後退、幅広い銘柄が売られた。取引開始直後に2万3000円を割り込んだ。ハイテク株が大幅に下げた米市場の流れを引き継ぎ、半導体関連や電子部品株の下げが目立ったアストラゼネカがコロナワクチンで、臨床試験(治験)を一時中断すると表明。ワクチン完成で経済活動の再開が本格化するとの期待感が縮小、景気敏感株にも売り。ただ、市場で中長期視点での景気や企業業績の回復見通しは崩れておらず「足場固めの調整」との見方は根強い。日経平均は午後に入り、日銀の上場投資信託(ETF)買いへの期待などもあって下げ渋った。ただ、米国株の調整の先行きが見通せないとして慎重姿勢が当面続くとの声も。東証1部の売買代金は概算で2兆4180億円、売買高は13億6045万株と、高水準だった。東証1部の値下がり銘柄数は1497と、全体の7割近くを占めた。値上がりは588、変わらずは87銘柄だった」。
■債券堅調(利回り低下0.025%)「投資家のリスク回避姿勢が強まり債券には買い。ただ、財務省による20年物国債入札をあす10日に控えており、新たな取引材料にも乏しいことから投資家の様子見姿勢も強かった。20年債入札を巡っては、「無難」な結果になるとの見方が多い。もっとも、このところの他の年限の入札が軒並み投資家の需要が集まりにくい「弱め」な結果となっている。市場では「20年債に先回りの買いが入れば今回の入札も弱い結果になる可能性がある。10日午前までの新発20年債の利回りの動きには注意が必要」との声があり、様子見につながった面がある。超長期債は買いが優勢だった。新発30年物国債利回りは前日に比べ0.015%低い0.595%、40年債利回りは同0.010%低い0.620%で推移している」。
(為替)円は105.79-105.99のレンジ、17時は105.94近辺。ユーロは124.72/1.1772近辺。EU-英国のFTA交渉が不調でポンド売りにつられユーロも売られたこと、ECB理事会を控え詰みあがったユーロ買い持ちの調整で、ユーロが売られた。対円でもユーロ安円高。 . . . 本文を読む
大林組が三重県のダム建設現場で「無人工事」に挑んでいる。建設機械の中でも特に扱いが難しいタワークレーンの自動操縦に取り組み、10年以内にあらゆるメーカーの建機を無人で動かす仕組みを整える計画だ。狙いは労務費削減だけではない。工事を請け負うゼネコンから、自動化技術のプラットフォーマーへの進化を目指す。
三重県伊賀市の山奥で、オレンジ色のタワークレーンが休むことなく動いている。2023年の竣工を目指して大林組が建設する川上ダムの工事現場だ。25トンの荷重をつり上げられる国内最大級の機械を用い、完成時には高さ84メートルになるダム堤体の型枠にコンクリートを流し込む。
万が一に備え、操縦席には熟練のオペレーターが待機する。だが、手を動かすことはほとんどない。大林組が北川鉄工所(広島県府中市)と共同で自動化システムを開発したからだ。ダム工事現場で大型タワークレーンの自動操縦に取り組むのは、国内で初めてだ。
タワークレーンで数トンの荷物をつり下げながら動かすには、可動範囲を調整する繊細なバランス感覚が求められる。風速や風向を読み間違えるとクレーンが転倒し、大事故になりかねない。
「タワークレーンを制する者は全ての建機を制する」。大林組で技術開発を担う笹原大介氏はこう話す。地面を走るブルドーザーなどと異なり、3次元で精密に制御する必要があるためだ。扱いが難しい建機を自動操縦するため、大林組は2つの分野で人工知能(AI)の開発を進めている。(以下略 原文をお読みください。)
(*日経 記事より)表も . . . 本文を読む
■ダウは続落(27500)。「アップルなど主要ハイテク株への売りが続いた。素材や金融など景気敏感株の一角にも売り。夏場に買われた銘柄を中心に利益確定や持ち高調整の売り。アップルが7%安、マイクロソフトやセールスフォースも5%安。ボーイングも6%下げ。原油安でシェブロンが売られたほか、銀行株の下げも目立ったナスダックは1万0847.69で終えた。GAFAMは軒並み大幅安。S&P500に不採用のテスラは2割下げ。SOX指数も4%超下げ。米政権が中国半導体大手への禁輸措置を検討しているとの報道を受け、半導体製造装置株に売り」。
■原油は続落(36.76) 。「一時は36.13ドル、米国で夏のドライブシーズンが終わり、年末にかけて需要が減るとの観測から売り。短期間で急速に持ち直した反動で持ち高調整の売りを招きやすかった。サウジアラムコが5日にアジアと米国向けの販売価格を引き下げ、先行きの需要減を見込む売り。」、●金は反発(1943.2)。
■米国債は反発(利回り低下0.68%)。「トランプ米大統領が中国への強硬姿勢を表明し、米中対立懸念が強まった。米株と原油先物が大幅に下げたことも、相対的に安全資産とされる債券買いを促した。トランプ氏は7日、中国と「経済のデカップリング(切り離し)を進めた方が米国が被る損失は少ない」との見解を表明。習近平(シー・ジンピン)国家主席が8日、コロナに関し「利己主義や責任転嫁は自国だけでなく世界に損害をもたらす」と述べた。コロナの発生や拡散の責任は中国にあると主張する米政権を非難。債券相場は上値が重くなる場面もあった。9日に10年債、10日には30年債の入札を控え、需給懸念が意識された。2年物は0.14%」。
■日経平均先物夜間引けは、23010。
■(為替)円は105.87-106.28のレンジ、17時は106.00近辺。ユーロは1.1766-1.1806のレンジ、17時は124.85/1.1775近辺。株安、米中対立激化懸念で、リスクOFF。ユーロは英-EUのFTA交渉不調でポンド売りにつれ安。13:45更新 . . . 本文を読む
新型コロナウイルスのワクチンを製造する欧米の製薬会社9社は8日、安全を最優先するとの共同声明を発表した。効果が確認されるまでは当局に承認を求めないことも申し合わせた。米国では臨床試験(治験)終了を待たずに緊急的な接種を認めることが検討されており、業界側から政治的な動きをけん制した。トップによる共同声明を出したのは、英アストラゼネカ、米ファイザー、仏サノフィなど。(1)安全と接種する人の健康を最優先する(2)科学と倫理の高い基準を維持して臨床試験(治験)や製造をする(3)最終的な治験を終えて安全と効果が確認された場合にのみ当局に承認を求める(4)グローバルな供給体制を整える――ことを確認した。
新型コロナの世界的な感染拡大を受けて、欧米の製薬大手はワクチンの開発を急いだ。治療法や予防法が限られ、ワクチンが数少ない対策だったためだ。通常ワクチン開発には5~10年かかる中で、1年以内を目指す異例のスピードで開発や治験が進んでいる。だが、効果や安全性が確立されていないにもかかわらず、世界でワクチンに対する期待が先行している。トランプ米政権は11月の大統領選も視野に、迅速なワクチン開発を後押しする。米食品医薬品局(FDA)は治験終了前に条件付きで投与を認める「緊急使用認可」を検討しており、政権から圧力があったことが指摘されている。
ワクチン開発競争は世界で進む。ロシアは世界に先駆け、8月に自国産のワクチンを承認。中国と同様、早期に開発・製造して新興国に提供することで影響力を強めようとしている。フィリピンで10月から始まる同ワクチンの治験はロシアが資金を拠出する。治験終了前に政府が承認したことには批判の声もある。
今回の欧米製薬会社の共同声明は、こうした世界の動きに業界側からくぎを刺す意味合いがある。ワクチンは予防や重症化を防ぐ効果が期待されるが万能ではなく、過度な期待で安全性が後回しになれば、むしろ悪影響を及ぼしかねない。声明に参加した他の6社は、英グラクソ・スミスクライン(GSK)、独ビオンテック、米ジョンソン・エンド・ジョンソン、米メルク、米モデルナ、米ノババックス。(*日経 記事より)写真:世界で新型コロナウイルスのワクチン開発競争が進む(6月、ロシア)=ロイター . . . 本文を読む