Soldier Of Fortune 2025コンセプト

まだ焼き入れまでいかない段階ですが、形が見せれるくらいには削れたので報告的に紹介します。

S.O.F.とは冒険者的な傭兵の事で、80年代までの映画に出てくるタイプと考えてもらえれば、だいたいの感じです。

ナイフとしては、アルマーナイフのSpecial Operation Force(特殊作戦群、特殊部隊)のリスペクトモデルとして作りました。

コピーモデルではなくイメージモデルという事で、用途的には同類でありつつ似て非なるモノにしています。

カテゴリーはファイティングナイフ。

オーソドックスなスタイルを流麗な曲線でまとめたのがアルマーナイフの特徴。

そんなイメージのコピーです。

ファイティングナイフとしては、スエッヂ(バックエッヂ)になりますが、私的には付けない方向で製作しています。

ハンドル形状は結構似せていますが、ブレードに合わせてアウトラインをアレンジしています。

サイズはこんな感じ。

デザインしていた時に、少しコンパクトにまとめるようにしました。

ファイティングナイフという事で、重心はややハンドル側にあります。

サバイバルナイフを作る時はブレード側に重心を置くようにデザインします(ナタ的に振り下ろすため)が、ファイティングでは振り回しやすくするために重心を後ろに寄せました。

という感じのコンセプトです。

まだ焼き入れまでにも遠い段階なので、しばらく時間もかかりますが、またおいおいに紹介していこうと思います。

次の準備

ある程度切り出したナイフが片付き出してきたので、新しい製作予定のナイフを切り出し始めています。

とりあえず頭出し的に切り出したナイフなので、まだ全部というわけではありません。

前に切り出しているモノで残っているモノもタイミングを見て製作していきますので、新旧織り交ぜて紹介していく予定です。

今回切り出した中で1番デカイヤツ。

⚫モダンスタイルのクリーバー

数年前に妙に流行っていました。

当時から狙っていたのですが、なかなか手がつけられなかったわけです。

使い勝手が良いせいか今だに目にする機会があるのもありますが、もともと作る予定だった事もあり、今回形になりそうです。

コンターマシンで切り出し、ペーパーグライダーで形を整えた後、ボール盤で穴あけをしているところです。

サイズ感はこんな感じ。

今回のオーソドックスタイプはファルクニーベンのF1をイメージしました。

謎スタイルはカルダと呼ばれるナイフで、本来はククリとセットで使うサポートナイフです。

本来はもっと小さく2／3くらいのサイズ。

考えがあり、デカくしました。

という事で、鉄板を切り出したところです。

他にも切り出す予定のナイフもありますので、また個別に紹介していこうと思いますが、その時には細かな設定も開示していきます。

BAILOUT

製作途中トラブルがありましたが、ベイルアウトが完成しました。

同型なので2本共に紹介します。

〈ブレード〉

⚫5.5mm厚、115mm長、SKD-11／ミクロデント処理

⚫ホローグラインド

緊急脱出パックに入れておくバッグインコンセプトのナイフ。

使った時にパワーがかかるように鋼材をやや厚めに設定。

ハンドルは短く、ブレードを長めのバランスにしています。

そのため、サイズのわりにハードに使う事が出来ます。

〈ハンドル〉

⚫105mm長、ブラックリネンマイカルタ(黒)、アースブラウンG-10‘(茶)

全長を抑えつつ、パワー感のある使い勝手を狙ったデザインです。

〈シース〉

⚫カイデックス／DOTSロック仕様

⚫クロスドロー設定

立っている時、しゃがんでいる時にも邪魔にならないように考えた設定にしてあります。

〈あとがき〉

ベイルアウトとは、もともと戦闘機が撃墜された時にシートで脱出する事を表した言葉です。

ヤバいと判断してから3秒以内に脱出するといわれています。

2001年頃からのアフガン紛争からPMCが車から脱出する時にも使われるようになりました(と思われる)。

災害時用に備えた脱出パックの中に入れておくナイフというコンセプトです。

もちろん平時にも使用可能です。

RAMBLER系をグラインドしました

来年早々、京都ナイフショウに出展するため、作業を進めています。

自分用として実験的に作っていたモノも、まずショウに展示してからという事になりました。

この個体は、すでにホローグラインドしてありますが、フラットグラインド化していくのが今日の作業。

機械でフラットグラインドにしていきたいところですが、鋼厚が薄いので手作業でフラット化していきます。

フラットグラインドに向く機械も持ち合わせていないのもありますが、私のホローグラインドはローラーの径が大きいので、ほぼフラットグラインド。

それほどの重作業にはなりません。

こんな感じの道具でもフラット化も可能です。

こんな感じ。

1本フラット化したので、焼き入れ前にマーキングをしておきます。

という事で、茶色ハンドルの方はホローグラインド。

緑ウッドハンドルはフラットグラインド。

と同型ながら変化をつけてみます。

仕上げもそれぞれ変えるので、完成後も違って見える・・・と思われる。