「ニート・リトマス3原則」はchikirinさんのブログでたまたま見て、
印象に残ったコトバ。
日本一のニートを目指す有名ブロガーのid:phaさんとchikirinさんとの対談から生まれたもの。
id:phaさんが当時の仕事をやめるかどうか逡巡していたとき、
3つの問題がネックになっていたという。
1つは働かないと食べていけないこと
2つめは孤独になってしまうこと
3つめはやることがなくなるということ
この3つの問題がインターネットによって解決できると考えたから、
ニートになる決断ができたということらしい。
これについて以前にTwitterでちらっとつぶやいたこともある。
ニート・リトマス試験紙をぺろっと自分でも舐めてみて、もうちょっと掘り下げてみることにした。
1つは働かないと食べていけないこと
自分にとって最強の敵はこれかもしれない。
ここさえクリアできれば、迷うことなく会社を辞めるだろう。
自分の心と正直に向きあって心の声を聞こうと試すたびに、
いつも邪魔されてきた問題がこれ。
心の声がせっかく聞こえてきても、これが妨害電波のごとく雑音を撒き散らし、かき消してしまう。
たとえば、
「ヨーロッパ諸国を数ヶ月かけて巡る旅をしたい」
と心の声が聞こえてきたとする。
すかさず「ビヨーン・ガリガリ・ブヨブヨ」と妨害電波が出現する。
お金がなくなったらどうする?
旅先で病気になったらどうする?
旅先で盗難にあったらどうする?
もう決して若くないぞ!
ブランクが長くなればなるほど転職できないぞ!
「心の声」放送は妨害電波の下に埋もれてしまい、聞こえなくなってしまう。
このへんは3番目の項目にもつながってくるので、後ほど詳しく。。
現実問題を見てみると、、、
とりあえずの貯金はあるけれど、いつまで続くか心もとない。
支出の面でやむをえないのは、
持病の治療で2ヶ月に1度は高額な医療費がかかること。。
金食い虫のクルマは泣く泣く手放すか。。。
結婚していないので扶養すべき家族はいない。
自分と結婚してくれるモノズキな女性は今後も現れることはないだろう。
物欲はあまりない。
音楽CDはガマンしよう。
本は極力図書館で借りよう。
どうしても手元に置きたい本はブックオフで100円で買おう。
食費は自炊で節約できる。
持病のせいで昔ほど酒は飲まなくなった。
ファッションにはほとんど興味ない。
インターネットでお金を稼ぐ術をもっている方が羨ましい。
2つめは孤独になってしまうこと
群れることがあまり得意でなく、
どちらかというとひとりでいる方が落ち着ける自分にとっては大きな問題ではない。
会社を辞めて時間に余裕ができたアカツキにアマチュア無線復活を果たせば、
日本だけでなく海外にも知り合いができる可能性がある。
英語を話す機会も得られるので一石二鳥かも。
しかし、この趣味は設備投資・維持・運用にそれなりにお金がかかってしまうのが痛い。。
3つめはやることがなくなるということ
これはchikirinさんと同じで、まったく心配する必要なし。
やりたいことがたくさんありすぎて整理券を配らないと収拾がつかない状態。
chikirinさん曰く
これが辞めた理由だもんね。
やりたいことが多すぎて
「働いてる場合じゃないだろ」
という本質的なことにようやく気がついたのだ。
自分もまさにそんな感じ。
平日は1日の殆どの時間を会社にとられてしまう。
その時間を自分のために充てることができたら!
休日だって日頃の疲れや睡眠不足のせいで午前中は再起不能で動けない。
以前、このブログに書いたことだけど、
もし、自分の命が残り僅かだったら?
命は永遠じゃない。
したいことをしていますか?
この問いかけの前に愕然としてしまう。
焦ってくる。
イヤイヤ会社に行っている場合ではないという気になってくる。
やりたいことの身近なところでは、
買ったはいいけどまだ読んでいない本が山ほどある。
まだ見ていないDVDもたくさんある。
まだ聞いていないCDもいっぱいある。
英語を鍛え直したい。
せっかく莫大な時間と巨額の投資を施してきた英会話は、
ピンクのうさぎが夜逃げしたあとはすっかりご無沙汰になってしまった。
まだ一冊も読破したことがない英語のペーパーバックを、
一度でいいから最後まで読破してみたい。
名訳といわれる訳書を英語の原書と付き合わせて味わってみたい。
これは20代のころからやってみたかったことのひとつだが、
時間がなくてなかなかできなかったことなのだ。
その昔、ジョナサン・ケラーマンの「大きな枝が折れる時」を読んだとき、
まるで映画を見ているかのような登場人物の活き活きとした会話に惚れ惚れしたものだ。
北村太郎さんの翻訳に触れて、
自分も英語で書かれた登場人物を日本語でも同様に活き活きと再現したい。
翻訳の仕事をやってみたいと思った。
しかし、出版不況のせいで文芸翻訳で食っていくのは年々至難の業。
産業翻訳もずいぶんと情勢が変わって厳しくなった。
せめて趣味の領域で「かなわなかった夢」をかじってみたいのだ。
貯金との兼ね合いになってしまうが、
行ってみたい国や街がたくさんある。
もし、このまま定年まで会社に居続けると、
外国へ行くチャンスは年に1回・1週間だけ。
あと20年と仮定すると、20回しかチャンスがない。
そうなると、
行きたい国・街に行き終わらないうちに、老人になってしまうことを意味する。
1ヶ月以上かけてヨーロッパの国をめぐるとか、
アメリカ大陸を横切るなど、
気力・体力があるうちじゃないとできそうにない旅は
まるっきり諦めなければならないことになってしまう。
海外だけでなく国内でも行きたいところは山ほどある。
今の会社に居続けても地獄。
会社を辞めて、次の仕事が見つからなかったら地獄。
行くも地獄、退くも地獄。
ならば、考え方をまるっきり変えてみる。
「会社・仕事=人生」という呪縛から、
いっそのこと自分を解き放ってしまう。
会社を辞めて、自分の気が済むまで・有り金が尽きるまで・体力が続くまで、
やりたいことをする・旅をする。
転職はしない。
このままイヤイヤ会社に縛られる人生を送っても、つらく苦しいだけ。
定年までつづく罰ゲームを想像すると絶望の2文字しかない。
行きたい国・街を見きれないまま人生を終えるのと、
行きたい国・街を見尽くしてから人生を終えるのとでは???
老人になるまで会社という極めて狭く閉鎖的なところで殆どの時間を過ごすのと、
自分と正直に向き合って聞こえてきた心に従い、
好奇心を満たすため・自分のために時間を使うのとでは???
一度しかない人生・残り少ない自分の貴重な時間をどう使うか。
そんな事ばかりを考えている今日この頃なのであった。
ちなみに宝くじはいまだに買ったことがない。
いっちょ買ってみるか!?
印象に残ったコトバ。
日本一のニートを目指す有名ブロガーのid:phaさんとchikirinさんとの対談から生まれたもの。
id:phaさんが当時の仕事をやめるかどうか逡巡していたとき、
3つの問題がネックになっていたという。
1つは働かないと食べていけないこと
2つめは孤独になってしまうこと
3つめはやることがなくなるということ
この3つの問題がインターネットによって解決できると考えたから、
ニートになる決断ができたということらしい。
これについて以前にTwitterでちらっとつぶやいたこともある。
ニート・リトマス試験紙をぺろっと自分でも舐めてみて、もうちょっと掘り下げてみることにした。
1つは働かないと食べていけないこと
自分にとって最強の敵はこれかもしれない。
ここさえクリアできれば、迷うことなく会社を辞めるだろう。
自分の心と正直に向きあって心の声を聞こうと試すたびに、
いつも邪魔されてきた問題がこれ。
心の声がせっかく聞こえてきても、これが妨害電波のごとく雑音を撒き散らし、かき消してしまう。
たとえば、
「ヨーロッパ諸国を数ヶ月かけて巡る旅をしたい」
と心の声が聞こえてきたとする。
すかさず「ビヨーン・ガリガリ・ブヨブヨ」と妨害電波が出現する。
お金がなくなったらどうする?
旅先で病気になったらどうする?
旅先で盗難にあったらどうする?
もう決して若くないぞ!
ブランクが長くなればなるほど転職できないぞ!
「心の声」放送は妨害電波の下に埋もれてしまい、聞こえなくなってしまう。
このへんは3番目の項目にもつながってくるので、後ほど詳しく。。
現実問題を見てみると、、、
とりあえずの貯金はあるけれど、いつまで続くか心もとない。
支出の面でやむをえないのは、
持病の治療で2ヶ月に1度は高額な医療費がかかること。。
金食い虫のクルマは泣く泣く手放すか。。。
結婚していないので扶養すべき家族はいない。
自分と結婚してくれるモノズキな女性は今後も現れることはないだろう。
物欲はあまりない。
音楽CDはガマンしよう。
本は極力図書館で借りよう。
どうしても手元に置きたい本はブックオフで100円で買おう。
食費は自炊で節約できる。
持病のせいで昔ほど酒は飲まなくなった。
ファッションにはほとんど興味ない。
インターネットでお金を稼ぐ術をもっている方が羨ましい。
2つめは孤独になってしまうこと
群れることがあまり得意でなく、
どちらかというとひとりでいる方が落ち着ける自分にとっては大きな問題ではない。
会社を辞めて時間に余裕ができたアカツキにアマチュア無線復活を果たせば、
日本だけでなく海外にも知り合いができる可能性がある。
英語を話す機会も得られるので一石二鳥かも。
しかし、この趣味は設備投資・維持・運用にそれなりにお金がかかってしまうのが痛い。。
3つめはやることがなくなるということ
これはchikirinさんと同じで、まったく心配する必要なし。
やりたいことがたくさんありすぎて整理券を配らないと収拾がつかない状態。
chikirinさん曰く
これが辞めた理由だもんね。
やりたいことが多すぎて
「働いてる場合じゃないだろ」
という本質的なことにようやく気がついたのだ。
自分もまさにそんな感じ。
平日は1日の殆どの時間を会社にとられてしまう。
その時間を自分のために充てることができたら!
休日だって日頃の疲れや睡眠不足のせいで午前中は再起不能で動けない。
以前、このブログに書いたことだけど、
もし、自分の命が残り僅かだったら?
命は永遠じゃない。
したいことをしていますか?
この問いかけの前に愕然としてしまう。
焦ってくる。
イヤイヤ会社に行っている場合ではないという気になってくる。
やりたいことの身近なところでは、
買ったはいいけどまだ読んでいない本が山ほどある。
まだ見ていないDVDもたくさんある。
まだ聞いていないCDもいっぱいある。
英語を鍛え直したい。
せっかく莫大な時間と巨額の投資を施してきた英会話は、
ピンクのうさぎが夜逃げしたあとはすっかりご無沙汰になってしまった。
まだ一冊も読破したことがない英語のペーパーバックを、
一度でいいから最後まで読破してみたい。
名訳といわれる訳書を英語の原書と付き合わせて味わってみたい。
これは20代のころからやってみたかったことのひとつだが、
時間がなくてなかなかできなかったことなのだ。
その昔、ジョナサン・ケラーマンの「大きな枝が折れる時」を読んだとき、
まるで映画を見ているかのような登場人物の活き活きとした会話に惚れ惚れしたものだ。
北村太郎さんの翻訳に触れて、
自分も英語で書かれた登場人物を日本語でも同様に活き活きと再現したい。
翻訳の仕事をやってみたいと思った。
しかし、出版不況のせいで文芸翻訳で食っていくのは年々至難の業。
産業翻訳もずいぶんと情勢が変わって厳しくなった。
せめて趣味の領域で「かなわなかった夢」をかじってみたいのだ。
貯金との兼ね合いになってしまうが、
行ってみたい国や街がたくさんある。
もし、このまま定年まで会社に居続けると、
外国へ行くチャンスは年に1回・1週間だけ。
あと20年と仮定すると、20回しかチャンスがない。
そうなると、
行きたい国・街に行き終わらないうちに、老人になってしまうことを意味する。
1ヶ月以上かけてヨーロッパの国をめぐるとか、
アメリカ大陸を横切るなど、
気力・体力があるうちじゃないとできそうにない旅は
まるっきり諦めなければならないことになってしまう。
海外だけでなく国内でも行きたいところは山ほどある。
今の会社に居続けても地獄。
会社を辞めて、次の仕事が見つからなかったら地獄。
行くも地獄、退くも地獄。
ならば、考え方をまるっきり変えてみる。
「会社・仕事=人生」という呪縛から、
いっそのこと自分を解き放ってしまう。
会社を辞めて、自分の気が済むまで・有り金が尽きるまで・体力が続くまで、
やりたいことをする・旅をする。
転職はしない。
このままイヤイヤ会社に縛られる人生を送っても、つらく苦しいだけ。
定年までつづく罰ゲームを想像すると絶望の2文字しかない。
行きたい国・街を見きれないまま人生を終えるのと、
行きたい国・街を見尽くしてから人生を終えるのとでは???
老人になるまで会社という極めて狭く閉鎖的なところで殆どの時間を過ごすのと、
自分と正直に向き合って聞こえてきた心に従い、
好奇心を満たすため・自分のために時間を使うのとでは???
一度しかない人生・残り少ない自分の貴重な時間をどう使うか。
そんな事ばかりを考えている今日この頃なのであった。
ちなみに宝くじはいまだに買ったことがない。
いっちょ買ってみるか!?