電波で巡る国ぐに/久保田 博南

いわゆるBCLの入門書。
ある程度この趣味をやったことのある人にとっては、
特に目新しい記述は見当たらないかも。

海外旅行がまだ高嶺の花だった時代に、著者の仕事柄か、けっこういろんな国に行っているのが羨ましい。
その行った国々で放送局を訪ねたり、現地の同好の士に会ったり。

そうそう、英国のBBCの日本語放送に著者が出演されたときの写真に、
当時日テレから出向していた松永二三男アナウンサーが写っている。
かなり昔に全日本プロレス中継をよく見ていただけに懐かしかった。
そういえば、現在ニッポン放送の早朝番組『小倉淳の早起きGood Day！』の小倉さんも日テレのアナウンサー時代にBBCに出向していたことがあるのだ。
自分が海外放送に興味を持ち始めた頃、
小倉さんの声でBBCのニュースが読まれているのを偶然聴いてびっくりした事があるだけに鮮明に覚えている。

話がそれてしまった。
ベリカード自慢の話に多くのページが費やされているので、
受信報告書の書き方やコツについてもっと説明があったら、
初心者に重宝される一冊になったのではなかろうか？


電波で巡る国ぐに
久保田 博南
出版社: コロナ社 (1991/09)
ISBN-10: 4339076635
ISBN-13: 978-4339076639
発売日： 1991/09