先日7月11日~13日にかけて、2年ぶりに京都訪問して参りました。
京都は、至るところで祇園祭り一色でしたが今回は目的が別にあったので以前一度見物していることもあり今回はスルー致しました。
まずは、訪れた目的の一つとして数回に分けレア度高めの「鳥居」を紹介して参りたいと思います。
始めは、以前も日々平穏で記事にしておりますが京都中京区錦市場のどん詰まりに鎮座する錦天満宮の「めり込み鳥居」と境内社の日之出稲荷神社『奴禰鳥居』を紹介致します。
錦市場を出る間際に錦天満宮の一の鳥居があります。パッと見は、石製の明神鳥居ではありますがこの鳥居がレアな所以は…。
鳥居の両脇が左右の建物にめり込んでいます。
ガッツリめり込んでいます。壁の中がどうなっているのか気になりませんか?
以下の両サイトでチラッと紹介されています。
さて、なぜこのような形となってしまったのでしょう?やはり気なりませんか?
どうやら昭和10年ごろ、当時周辺はビルなどは建っておらず錦市場のあるこの通りは錦天満宮の参道だったそうです。
ですが後に鳥居の両側の土地が売りにだされ、その土地のオーナーが参道の両脇にビルを建てることになったのはいいのですが、参道からはみ出た鳥居の両脇がどうしてもビルを建てるのに邪魔となり鳥居ですから撤去するわけにもいかず「さて、どうしたもんか」と、散々悩んだあげく今のような苦肉の姿になったのだそうです。
続いて、同じく錦天満宮の境内社 日之出稲荷神社の『奴禰鳥居』を見に再訪して参りました。
錦天満宮
境内社 日之出稲荷神社
これは鳥居ウオッチャーの間では『奴禰鳥居(ぬねとりい)』として有名です。(iPhoneのカメラは本当に優秀です。今回は広角で正面からの撮影が出来ました。)
合掌形の破風に扠首束がある珍しい造りです。この型はここと伏見稲荷大社のお山にある荷田社、そして千本釈迦堂にも一基あります。
次回も京都でみつけたレアな鳥居を紹介して参ります。
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