先日の運動会では、少子化といえば
鼓笛隊の人数の少なさにも驚いた。
親バカ母が通った小学校では、
鼓笛隊がグラウンドに人文字を描いたり、
トラックをデモ隊のように行進したりしたもので、
校舎の4階だか5階だかから練習を見るだけでも
かなり壮観だった……ように記憶するけどな。
ヒビキの小学校はそもそもトラックが
一周200メートルないのに、
楽団が入場してもすかすかで、
担当楽器も3名ずつ、みたいな規模である。
そうしたら先日の授業参観で、
音楽室の前に、鼓笛隊の楽器別の募集人数と
その応募数が掲示されており、意外にも
鍵盤楽器が不人気のようだった。
分母が変わると、何がポピュラーかということも
一緒に変わってしまうのだろう。
一方、音楽準備室の光景は
タイムスリップしたように、記憶の中の風景と変わらない。
鼓笛隊の楽器は無造作に置かれ、壁には
パネルに収められた作曲家の肖像画が、数枚かかっている。
ヒビキの小学校には、なぜかベートーベンがいなかった。

鼓笛隊の人数の少なさにも驚いた。
親バカ母が通った小学校では、
鼓笛隊がグラウンドに人文字を描いたり、
トラックをデモ隊のように行進したりしたもので、
校舎の4階だか5階だかから練習を見るだけでも
かなり壮観だった……ように記憶するけどな。
ヒビキの小学校はそもそもトラックが
一周200メートルないのに、
楽団が入場してもすかすかで、
担当楽器も3名ずつ、みたいな規模である。
そうしたら先日の授業参観で、
音楽室の前に、鼓笛隊の楽器別の募集人数と
その応募数が掲示されており、意外にも
鍵盤楽器が不人気のようだった。
分母が変わると、何がポピュラーかということも
一緒に変わってしまうのだろう。
一方、音楽準備室の光景は
タイムスリップしたように、記憶の中の風景と変わらない。
鼓笛隊の楽器は無造作に置かれ、壁には
パネルに収められた作曲家の肖像画が、数枚かかっている。
ヒビキの小学校には、なぜかベートーベンがいなかった。

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