コンサートはいつもより早めに終わったが、家に帰り着いたのは午後6時くらいで、
暗くなっていた。
疲れていて、早めに届いたケーキを少し食べたが不味かった。
TVを見たのか見ていないのか覚えていないが、パジャマに着替えていたのは確かだ。
ソファーで寝て、翌朝閉めていたシャッターを開けようとするが、身体がスイッチのところまで動かない。何度も試みるがダメだ。
というか身体が固まったみたいで動かないのだ。訪問看護師さんが来るからシャッターを開けなければという思いは空回りするだけで、自分がどうなっているか全く分からない状態だった。
いつもの時間に訪問看護師さんが見つけてくれて、熱を測ったら40度あったらしく、酸素飽和度は80台、救急車を手配してくれてKK病院に救急搬送された。
意識は朦朧として何をされたのか全く記憶になく、ただ甥の声がしたのを覚えてい
る。
点滴をされて、トイレに行くのも車椅子で看護師さんを呼ばなければならない。
39度5分が二日くらい続いて、熱は徐々に下がっていった。
先生がインフルエンザA型だと言った。コロナでなくてよかったですねとも言っ
た。
本当にそうだ。熱が少し下がると、食欲が出てきた。不思議なものだ。
熱が下がった日が2日続いて退院の運びとなった。熱が2日出なくなるともうこの時点でウィルスを出して
いなくて感染させることはないそうだ。
日曜日に階段で転んだことやエスカレーターで滑り落ちたことを話すと、インフルエ
ンザのせいですよと言われた。
そうなんだ。いつも起こらないようなことだったから自信を無くしていたが、そう
だったのかと少しほっとした。
看護師さんが来る日が1日ずれていたらどうなっていただろう。
感謝しても感謝しきれない、と思った。
ある人が天使に守られているのよ、と言った。
そうかも知れない。
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