不甲斐なさを伴って受験した医療短大だったから、さぼってばかりの3年間、それでも無事卒業できた。卒業式には振袖を着せてもらって母に申し訳なかった。
そして就職となるのだが、区内の2か所の病院を受けて2か所とも受かった。私は子供の頃通ったことのある、より先進的な医療を行っているようにみえたKK病院を選んだ。給料が高いということもあったが…(笑)
実際就職してから、その病院は京大から来ている先生ばかりでレベルが高かった。
配属されたのは機能検査室(生理検査室)で、そこでは心電図、肺機能、ガス分析、脳波などを行っていた。ゆっくり仕事をして、3時頃には片付けに入って、4時半が就業終了だった。
だから終わるとテニスをしたり、Dr.に連れられて登山(北アルプスまで登った)、スキー、スケート、社交ダンスなど何でもした。母が若い頃に何でもしなさいと言ってくれたお蔭だ。母の時代には青春時代というものがなかったから。
でもテニスをすると、最初はいいのだが暫くするとグリップが下がってきて上手く打てなくなった。
スキーもかなり上手になっていたが、ある時急にエッジが効かなくなって人の行列に突っ込んでからは怖くなってやめてしまった。
自分の中でこの不可解な事象に怯えていた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます