(接着剤で復活したオカリナ)
このオカリナが割れなかったら、ゆうさんはオカリナにここまではまらなかったかも知れない。
最初に買ったオカリナがこのソプラノC管のオカリナ。神戸元町YAMAHAで買った。
アケタRで、7~8千円だったと思う。
同じ方法で作ったアケタのオカリナでも、手作りなのでいろいろできる。職人さんが、これは・・・・がいい、というオカリナに「R」をつけて、倍ぐらいの値段ではんばいしているのである。
私も?、宗次郎のあの高音にひかれてオカリナを始めたのだ。当然、ソプラノオカリナを買ったのだ。
そもそもゆうさんのオカリナは、鄭光均さんの神戸学生青年センターでのオカリナコンサートがきっかけだが、直接教えを請うたことはなく、まったくの自己流だ。
このソプラノC管のオカリナ。とても気に入っていたが、音程が低かった。1/3音ほど低いのだ。
そこで、出張のついでに東京アケタまで調律にでかけた。もちろん事前に電話をしてから訪問したが、「問い合わせはよくあるが実際にここまで来る人は少ない」とのことだった。
目の前でアケタの職人さんが調律してくれる。穴を削ったり、粘土を穴につめてさらに削ったりと、とてもおもしろかった。ずっと見ていた。
そして、調律はうまくいった。
その時、職人さんが使用していたのが、電子音叉(おんさ)。すべて耳に頼るのかと思っていたらそうでなく、この電子音叉をみながらするのだ。真ん中の「緑」にあうように調律するのだ。だから誰でもオカリナの調律ができるなどと考えるのははもってのほかで、全神経を集中しながら、同じ息の強さを保ちながら何度も吹いて調律するのである。
実は、ゆうさんはそのときこの電子音叉を初めてみたのだ。
音楽に関しては?アナログのゆうさんは、大学時代、教会の聖歌隊の指揮もしたことがあるが、使用したのはAの音叉。
ウクレレ、ギターもしていたが、そのときも、音叉、ピアノまたは調律笛だ。
その電子音叉に感動して、さっそく購入した。
(電子音叉、こんなやぼったい名前ではないはずだが・・・)
そして、そうこうするうち、この愛用の赤いオカリナが割れてしまったのだ。
オカリナは土でできているので、落とせば割れる。
ちょっとしたミスで、愛用の100円ショップのケースにいれるときに落としてしまったのだ。目の前が真っ暗になったのだ。
なんせ、この赤いオカリナが気に入っていたのだ。
あきらめきれずに、破片をあつめ、一縷の望みをたくして、アケタに送った。
そしてまた、東京アケタをまた訪れたのだ。
直っていた!!!! 一番重要な笛の部分が壊れたいなかったのだ。
色も塗りなおしてくれている。新品のようだ。すこし傷跡がのこるが・・。
感謝!!感謝!!
この2回目のアケタ訪問は、またまたの調律新しくかったオカリナの調律のためだ。そして、接着に成功した赤いオカリナを受け取ったのだ。
このときの調律でも、2台めのオカリナの音階をまた1/3音ほど、あげてもらったのだ。
以上、2回の調律で分かったことだが、音が合わないのは、ゆうさんのせいだった。
ゆうさんのオカリナはすべて自己流で、ピアノもCDも無視して曲を吹いていた。よくできた?ところで、CDカラオケ(オカリナ用のCDカラオケがあるのです)にあわせることもあるが、あわないのである。
オカリナは、「閉管楽器」でフルートのように管の長さを調整して音程をあわすことはできない。
また一方、オカリナは、強く吹くと音程が高くなり、弱く吹くと低くなるのである。
ゆうさんのオカリナは、弱く吹いてそれなりに低く安定してしまっていたのである。
その低位安定のゆうさんのオカリナの音階をカラオケCDにあわすために、1/3音あげてもらったことになる。(言い訳をするとアケタのオカリナは、かなり勢いよく息を吹き入れないと指定の音階にならない・・・)
2度目の東京アケタ訪問のときには、また、工房でたくさんのオカリナを並べてもらって、その中からまた新しいオカリナを買ってしまったのである。
電子音叉購入後は、それを前において練習し、正当な音階にあわせている。はい。
かくして、「接着剤で復活したオカリナ」のおかげで、ゆうさんのオカリナの数が増えていったのである。はい。
韓国のオカリナ教本や曲集も何か可愛いですね。
9月釜山タワーに行ったとき中に「世界民俗音楽博物館」があって、ここにも色んなオカリナが置いてありました。
Morris.も昔はギターの音程は音叉や調子笛で合わせてましたが、今はデジタルチューナーを愛用しています。
「電子音叉」というのはかっこいい呼び名だと思います。
機会があればまた一緒にやりたいですね。ちょっと大曲(中曲くらい(^_^;))に挑戦して、センターの発表会などで披露できたら嬉しいです。
練習はそれぞれ別個に録音しておけばいいですね。