(サッカー日韓戦の応援にでかけた、在日と日本人の学生です)
毎年6月、神戸大学のボランティア団体が中心になって開催される灘チャ、今年は6月5日(日)神戸市灘区都賀川公園で開催された。毎年、その出し物に「風刺劇」がある。
今年のテーマは、「在日」。
少々長いが、劇の題がいい。
「ありのままでつきあいたい!~誰とでも~」
―相手のことももっと知ろうとして歩み寄る―
灘チャ本番の日、ゆうさんは、神戸空襲を記録する会の旗持ちボランティアのために早い目に移動したので、劇を観ることができなかった。
が、昨日(6月26日)、再演があったので、観ることができた。
神戸大学六甲台食堂で、灘チャの反省会と風刺劇の再演、そして懇親会があったのだ。
時間ぎりぎりに、むかし六甲台食堂があったあたりにいくと、自習室になっている。
聞くと、食堂は本部西側の建物だという。
飛んでいった。
3階にそれらしいホールがあったが、そこでなないようだ。
あせって関係者に電話をいれると、その建物の1階であろうとのこと。
そして、無事到着。
反省会のあと、再演があった。
よかった。
役者もそれぞれにいい。
ハルモニ(おばあさん)とナレーションの学生も、そのコントラストが際立っていたのいい。
台本もむつかしいテーマをそれなりによくこなしていると思った。
在日、日本人の学生もなかなかいい。
そして、アジュマ(おばさん)も・・。
そして、裏方の方々もごくろうさまでした。
劇団の名前は、「夏こたつ」
台本(B5、20頁)と聴きとりなどを収録した資料集(B5、28頁)も発行されている。
灘チャにお願いしたら、送ってくれるかも。
ゆうさんからPDFファイルを送ることも可能だ。
あるいは、再演のとき、ビデオ撮影もされていたから、そのうち、DVDが発売されるかもしれない・・・。
再演を観て、打ち上げのビールものみ、すぐ近くの団地に住んでいるゆうさんは、ほろ酔いかげんで、家路についたのでした。
みなさん、ごくろうさまでした。
(いろいろ、話がはずみます・・・)
(話は、それなりにこじれます・・・)
(脚本兼俳優の学生もからんできます)
(アジュマの家も訪問します)
(ハルモニたちの会、ハムケの会にもでかけます)
(は~~~~い、カーテンコールです。)
風刺劇については、横から応援していただけの人間です。
ステージ担当でありながら、当日は風刺劇を見ることができなかったので、僕も今回の再上演に救われた形です。
役者のほとんどは、一年生でした。
灘チャレンジの準備期間中、みんなどこかで練習していました。
「在日コリアン」を取り上げるということなので、実際に「在日コリアン」の方にインタビューをしたり、本を読んだりとなるべく丁寧な形で取り上げるように努力していました。
と、知ったように書いてしまいましたが、僕はただのサポーターです。あまり書きすぎないようにしないと(笑)
今回の劇でのメッセージに、「ありのままの自分でいられる居場所が必要だ」ということがあったと思います。
僕は、外国にルーツをもつ子どもに勉強を教える活動をしているのですが、やはり子どもと学校の話をすると、外国人だからまわりから距離を置かれたり、心のないことを言われたりという話を聞くこともあります。
日本語になじみすぎて、母国語を話せなくなってしまった子どももいます。
こうした体験から、今回の劇のメッセージにすごく共感しました。
しかし、「ありのままの自分でいられる場所」は在日コリアンや在日外国人だけに限った話ではないはずです。
日本人だって、「ありのままの自分でいられる場所」をもっていない人は少なくないと思います。
今回の劇は、もちろん「在日コリアン」を取り上げたものでしたが、そのテーマに限らず色々なことを想像させられます。
なんだか長くコメントしてしまいましたが、このあたりで失礼します。
そうですね。「そのテーマに限らず色々なことを想像させられます」というのがよかったですね。