人類の 侵略の歴史 眼前に
見るが思ひぞ 露の侵略
戦争の 愚に冷ややかな 花の国 かな
自然界の中で、人間のように、
同じ種同士で戦争(=集団的殺人)を行う生きものは
あるのでしょうか・・・
私は今、中国の明代の歴史テレビドラマを観ていますが、主権国家ウクライナをナチスと決めつけて起こしたロシアの侵略戦争が、中国の古代史における戦争と重なります。そして、まだ100年も経っていない第二次世界大戦の初期の段階を彷彿とさせます。
コロナ禍という世界的なパンデミックは、私には初めての体験です。国家による他の国家に対する侵略戦争も歴史として知っていましたが、まさか、生きている内にこの地球上で勃発するとは思ってもいませんでした。
今日の毎日新聞朝刊は、ドイツのメルケル前首相が、「ロシアのウクライナ侵攻について『この侵略戦争は、冷戦終結後の欧州の歴史の根本的転換点を示すものだ』との懸念を表明した」と伝えています。
ウクライナも香港も台湾も、日本にとっては決して他人事ではないと思います。
二度の世界大戦という悲惨な犠牲を払って作り上げられた今日の全般的には平和と思える国際秩序は、人類の歴史から見れば、稀なものであり、従って脆いものであることを、改めて再認識させられました。
国家とは何か。それぞれの利害を持つ国家の集合体であるこの国際社会で、日本という国に属する自分たちの生命、財産を守るにはどうしたらよいのか・・・
今日は土曜日夕刻、ギターレッスンの帰りに木場公園を通りましたが、2000年1月のコロナ禍発生以来、初めて見る大勢の人で賑わっていました。
春兆す コロナ籠りの 人や出でけり