ようやくですが、一眼レフによる口腔内写真の撮影を行えます。
この口腔内写真の撮影、単純なようで実はもの凄く奥が深いのです。
それは、
1、カメラの選択
2、レンズの選択
3、リングストロボの選択
4、ミラー、リトラクターの選択
5、撮影技術の習得
以上の5点からなります。
これらについてコメントしてみたいと思います。
1、カメラの選択について
まずはアナログかデジタルの選択ですが、ここは迷うことなくデジタルの選択です。そして、カメラは一眼レフです。
このデジタル一眼レフの選択が第一の選択と言えます。
メーカーはNikon、Canon、ペンタックス、ソニー、etc
そしてそのメーカーのどれか、さらに選択。
アタマが痛くなりますよね(^^;。
実は、Nikon、Canon、ペンタックスの各メーカーで歯肉、歯の色が変わってきます。Nikonは青っぽく、Canonは赤っぽく撮影されるのです。
NikonかCanonで迷いましたが、私はNikonを選択しました。
理由は、Canonは実像より鮮やかに撮影しているような感じがし、Nikonは実像を再現するように撮影されているように感じたからです。
これはあくまで私の主観です。
Nikonの中でD3、D300、D700、D90、D60と出ていますが、その中でD90を選択しました。それは、価格がD3は高すぎることと、機種が大きすぎること。D300はいい機種ですが、D90の倍の値段がすること。D60ではやや不満。
D90が最もコンパクトかつ高性能を実現していると思ったからです。
2、レンズの選択について
レンズはマクロレンズを選択します。
タムロンの90mmかシグマの70mmで悩みましたが、シグマの70mmマクロレンズを選択しました。
シグマ70ミリの方が、遠近感は誇張されるようです。実際には撮影距離が近い分だけ照度が上がり、70ミリの方は1段階以上絞り込めますから深度はさらに深くなります。
3、リングストロボの選択について
口腔内は狭く、暗い。
この部分を撮影するためには、特殊なフラッシュが必要です。
リングストロボは、口腔内をまんべんなく、照らしてくれます。
ミニリングR&W(株式会社IHS製)にしました。
3つのLEDで口腔内を明るく照らします。
これは、私が2年前に参加したセミナー、「臨床基本ゼミ」の影響です。
ここのインストラクターの先生はどの先生方も撮影が上手で、綺麗です。
ここの先生が開発に携わりました。
70を超える高齢の先生ですが、この情熱はさすがです。
4、ミラー、リトラクターの選択
口腔内写真の撮影には一つ、大きな特徴があるといえます。
それは、正面像以外はすべてミラー像の撮影になるということです。
よって、ミラーの選択は重要です。
もちろん手入れも重要です。
ミラーは反射率の高いものを用います。
私は、Ref97 を購入しました。名前の通り、97%の高い反射率を誇ります。
おそらく、ありとあらゆるミラーの中で最も高いミラーだと思います。
価格もです(^^;
リトラクターも口唇を圧排するために重要で、咬合面撮影用と正面、右左側撮影用は分けるべきだと思います。
5、撮影技術の習得
ポジション、ピント、圧排、苦痛を与えないように、素早く、習得することは非常に多いです。某有名歯科医院ではこの撮影技術が身に付かないとスタッフとして次のステップに行けないようです。
基本の5枚法、16枚法が習得できれば大丈夫だと思います。
通常のカメラにフラッシュを装着したようなまがい物が各某歯科メーカーから発売されているのを何件も見てきました。。カメラは少なくとも5年前の普通のデジカメです。
古い機種をメーカーが安く仕入れ、「歯科用」として高く販売する。
あまり褒められたやり方とは言えませんね。
ただし、普通の歯医者さんが、口腔内写真を撮影しようと思ったら、最低でも上記のことを押さえておかないと、メーカーの言いなりになってしまうわけです。
若手歯科医師は特に正しい知識と技術を習得してほしいと思います。
この口腔内写真の撮影、単純なようで実はもの凄く奥が深いのです。
それは、
1、カメラの選択
2、レンズの選択
3、リングストロボの選択
4、ミラー、リトラクターの選択
5、撮影技術の習得
以上の5点からなります。
これらについてコメントしてみたいと思います。
1、カメラの選択について
まずはアナログかデジタルの選択ですが、ここは迷うことなくデジタルの選択です。そして、カメラは一眼レフです。
このデジタル一眼レフの選択が第一の選択と言えます。
メーカーはNikon、Canon、ペンタックス、ソニー、etc
そしてそのメーカーのどれか、さらに選択。
アタマが痛くなりますよね(^^;。
実は、Nikon、Canon、ペンタックスの各メーカーで歯肉、歯の色が変わってきます。Nikonは青っぽく、Canonは赤っぽく撮影されるのです。
NikonかCanonで迷いましたが、私はNikonを選択しました。
理由は、Canonは実像より鮮やかに撮影しているような感じがし、Nikonは実像を再現するように撮影されているように感じたからです。
これはあくまで私の主観です。
Nikonの中でD3、D300、D700、D90、D60と出ていますが、その中でD90を選択しました。それは、価格がD3は高すぎることと、機種が大きすぎること。D300はいい機種ですが、D90の倍の値段がすること。D60ではやや不満。
D90が最もコンパクトかつ高性能を実現していると思ったからです。
2、レンズの選択について
レンズはマクロレンズを選択します。
タムロンの90mmかシグマの70mmで悩みましたが、シグマの70mmマクロレンズを選択しました。
シグマ70ミリの方が、遠近感は誇張されるようです。実際には撮影距離が近い分だけ照度が上がり、70ミリの方は1段階以上絞り込めますから深度はさらに深くなります。
3、リングストロボの選択について
口腔内は狭く、暗い。
この部分を撮影するためには、特殊なフラッシュが必要です。
リングストロボは、口腔内をまんべんなく、照らしてくれます。
ミニリングR&W(株式会社IHS製)にしました。
3つのLEDで口腔内を明るく照らします。
これは、私が2年前に参加したセミナー、「臨床基本ゼミ」の影響です。
ここのインストラクターの先生はどの先生方も撮影が上手で、綺麗です。
ここの先生が開発に携わりました。
70を超える高齢の先生ですが、この情熱はさすがです。
4、ミラー、リトラクターの選択
口腔内写真の撮影には一つ、大きな特徴があるといえます。
それは、正面像以外はすべてミラー像の撮影になるということです。
よって、ミラーの選択は重要です。
もちろん手入れも重要です。
ミラーは反射率の高いものを用います。
私は、Ref97 を購入しました。名前の通り、97%の高い反射率を誇ります。
おそらく、ありとあらゆるミラーの中で最も高いミラーだと思います。
価格もです(^^;
リトラクターも口唇を圧排するために重要で、咬合面撮影用と正面、右左側撮影用は分けるべきだと思います。
5、撮影技術の習得
ポジション、ピント、圧排、苦痛を与えないように、素早く、習得することは非常に多いです。某有名歯科医院ではこの撮影技術が身に付かないとスタッフとして次のステップに行けないようです。
基本の5枚法、16枚法が習得できれば大丈夫だと思います。
通常のカメラにフラッシュを装着したようなまがい物が各某歯科メーカーから発売されているのを何件も見てきました。。カメラは少なくとも5年前の普通のデジカメです。
古い機種をメーカーが安く仕入れ、「歯科用」として高く販売する。
あまり褒められたやり方とは言えませんね。
ただし、普通の歯医者さんが、口腔内写真を撮影しようと思ったら、最低でも上記のことを押さえておかないと、メーカーの言いなりになってしまうわけです。
若手歯科医師は特に正しい知識と技術を習得してほしいと思います。