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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

匠の器具3

2010-06-24 14:53:38 | 歯科臨床
私のこだわりの道具、第3段はこちら
『5倍速コントラ』
です。
今まではエアタービンを用いて歯の切削を行ってきましたが、今ではほぼ100%こちらを用います。
利点は
・音が小さいこと
・摩擦熱が発生しづらいこと→つまり痛みがでにくいのです。
・振動によるブレが少ないこと→つまりより精密な治療ができるのです。

欠点は
・重いこと
・大きいこと
・高価なこと

です。
大きくて重いため、奥歯の治療では技術と経験が要求されます。

私はタービンを治療に用いることが無くなり、今後も5倍速コントラのみで行います。
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dysonの扇風機は

2010-06-23 21:35:52 | 日記
羽が無いんです。
この空間から適量の風が出てきます。
デザインもシンプルでステキですね(^^;

dysonというと掃除機が有名ですが、私はこっちの扇風機に魅力を感じました(^^)
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「守」→「破」→「離」

2010-06-16 21:37:48 | 日記
昔はこんなドラマも存在していました。
思わず笑ってしまったので(^^;



どの人も、良い成績をあげるため、テスト勉強をします。
そして、テストで良い点を取ります。

そこがゴールになっている人が多いこと多いこと。
ほとんどの人は、テストの時まで記憶しており、テスト後は忘れてしまいます。

つまり、本当の意味で使える知識をテスト後に身につけている人はごく少数なのです。

本当の記憶、知識は実技を通し、気の遠くなるくらい膨大な経験の中で完成されていきます。
書面の二次元の知識と、実践の三次元の体感で誤差を感じつつ、脳がほんの少しずつ修正、適応し、初めて完成されるのです。

室町時代に世阿弥が、安土・桃山時代に千利休が、江戸時代に川上不白が以下の言葉を述べています。
「守」→「破」→「離」

「守」:師の教えを徹底的にコピーすること。いわゆるカンニングです。人は真似をすることで学ぶことができます。ここには「習う」の要素も含まれます。

「破」:ここの意味は色々と解釈できますが、私は師以外の師から習うこと。だと思っています。つまり、他の流派も取り入れ「守」に徹すること。すなわちここも「守」なのです。

「離」:師から離れ、独自の流派を作ることです。自分流とでもいうのでしょうか?ここまできて初めて「自分」を出すことが許されるのです。

学問すなわちテストの結果はあくまで「守」のみであり、長い道のりのほんの3分の1の段階にすぎないのです。
どの領域もそうですが、職人への道は果てしなく遠いものです。


 
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匠の道具その2

2010-06-06 22:20:01 | 歯科臨床
私のこだわりの道具、第二段です。
道具名は「クラウンスプレッダー(カール・ハマハー製)」です。

こちらの道具は補綴物の除去に用いています。
歯科治療は、再治療を行うことが非常に多いです。
その期間をより長く取れるように、定期的メインテナンスを今後も推奨し続けていく予定です。

クラウンを除去する時、切り込みを入れます。そこにこのスプレッダーを用い、
切り込みから両側に負荷をかけ、除去します。

この除去する道具が歯科製品では少ないため、大抵の歯医者さんはマイナスドライバーを用いています。
しかし、このマイナスドライバーで除去を行うと、左右の揺れが歯周靭帯に直に伝わります。
健常な歯周組織の人はダメージはありませんが、歯周病をお持ちの方には非常につらい治療になります。
そのために、左右に均等な力を与えるこのクラウンスプレッダーは、日常歯科臨床において、必要不可欠なのです。

いかに素早く、ダメージを与えない治療が出来るか??
これには、技術は勿論ですが、こういった優れた道具を使いこなすことも大切だと思います。
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