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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

巧の器具その1

2010-05-17 22:24:26 | 歯科臨床
私が日々歯科臨床で用いている道具を紹介したいと思います。
自分で言うのもおかしいもしれませんが、道具にはかなりのこだわりをもっているつもりです。

どんなこだわりかというと、以下の3つです。
1、仕事が速くできること
2、患者さんの負荷が軽減できること
3、構造がシンプルなこと
です。

写真はYDMの「オートマチックリムーバー」です。
主に「仮歯(テンポラリークラウン)」を外す時に用います。

今までは通常のリムーバーを用いていましたが、これを用いるようになってから、
TEKを外す時間が短縮され、外すのが楽しくなりました。
・・・・少し言い過ぎたかもしれませんが(^^;

通常のリムーバーは定価で5000円程度
オートマチックリムーバーは定価で36000円程度
この価格の差で用いている歯科医院はかなり少ないはずです。

しかし、作業の効率化、負荷の軽減は術者のストレスも軽減させます。
テンポラリーをあまり作らない先生にはお勧めできませんが、
私は一日に数多くのプロビジョナルを作製しているため必要不可欠なのです。
そんなわかる人にはわかるちょっとマニアックでお勧めの巧の器具なのです。
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保険診療の金属の値段

2010-05-15 05:46:48 | 日記
以前に歯科治療で用いる金属について語りましたが、
今回は金属の価格について述べさせて頂きたいと思います。
歯科保険診療で用いる金銀パラジウム合金ですが。
主成分は銀、パラジウム、そして金です。

ご存知の通り、現在金が世界的な値上がりを見せています。

5月13日現在1g価格(消費税別)
金3741円 
銀61.80円 
パラジウム1725円

健康保険で用いる合金は
金が12%程度で上記の価格で1g449円
銀が40%程度で上記の価格で1g 24円
pdが20%程度で上記の価格で1g345円
この時点で1g800円を軽く越えてしまっていいます。
ちなみに、上記の成分は最低この程度の成分であり、
かつ、他の微量の金属も含むため実際の価格はもっと上がります。

つまり銀、金、パラジウムの価格の変動の影響をモロに受けるのです。

昨日の金パラ価格は30gで25.821円で
1gあたり860円になります。
まだまだ価格が上がる予定で、金属を扱う業界が苦しい限りですね。


保険診療において、金銀パラジウム価格は、4月1日は、1g619円と下がり、現在逆ざやとなっているのです。金属の値段が上がり、こちらが加工するかぶせもの、つめものの値段が下がる。まるで貿易赤字です(^^;

「コラ!」といいたくなりますが、そういうルールの中で日々仕事をしています。
おそらく10月に改定されるでしょうが、それまでは耐える時期です。

2年前に原油高になった時に物の価格が上がったのは記憶に新しいものがあります。
しかし、こちらは国の決めた価格なので上げることは不可能です。
ですがメディアはこんな報道勿論行いません。
報道するのは、この業界にとって不利な内容ばかりです。
ここに私がテレビを全く見なくなった理由の一つがあるのですが、
以前私が通った講習会の先生の言葉をお借りすると、
この業界ってわりと虐げられているのです(^^;


まあそんなグチはさておき、いよいよ診療室が完成しました。
後日アップしたいと思います。


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