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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

歯科の分野

2009-06-29 07:32:15 | 歯科臨床
ただ単に「歯科」って言いまても、なかなかわかりづらいものです。
なので今回は「歯科」とはどのような分野があり、分かれているのか?
を解説したいと思います。

・歯科 とは?
医科の中に、内科、整形外科、皮膚科、循環器科、脳外科、小児科、外科、泌尿器科、etc
様々な「科」があります。
その中の一つが「歯科」なのです。

「歯科」の分類
看板に標記できるのは以下の4つです。
・歯科
・口腔外科
・小児歯科
・矯正歯科
です。
よって、当院では、歯科、口腔外科、小児歯科、矯正歯科 の4つを
看板にて標記しています。
しかし、これがけでは足りないのです。
この「歯科」の中に様々な分野が存在します。

「歯科」の分類
・予防歯科
・保存修復
・歯内療法
・歯周治療
・補綴(インプラント含む)
・小児歯科
・矯正
・口腔外科
・咬合、顎関節
・審美
こんなに看板に標記されていたら普通の人はわからないですよね(^^;)
だからわかりやすく 4つに分類されたのだと思います。
ではこれらの「科」が具体的にどのようなことを行うのか?
について記載してみようと思います。

①予防歯科
治療ではありません。(キュアではなく→ケアです)
歯を強くしたり、歯の汚れ、歯石、バイオフィルム等を除去し、長期的に予後を
コントロールしていくことを目的とします。
主に、衛生士さんが処置にあたることが多いです。
全ての患者さんが、この分野のみの処置で予後がコントロールできることが望ましいです。
定期的(約3ヶ月)な受診を行っている人と、そうでない人で、歯の本数が、
10年単位で差が出てくるというデータもあります。
健康な人も受診していただきたい分野です。

~代表的処置~
・PMTC(プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング)
・3DS(デンタルドラッグデリバリーシステム)
・口臭治療
・サリバテスト、唾液流量検査、等

②保存修復
歯の治療です。歯の第二層(象牙質)まで達したむし歯の除去、およびその修復
を主な処置とします。

~代表的処置~
・う窩処置(むし歯を削ること)
・IPC法(歯髄に達しそうなむし歯を神経を保護しつつむし歯を除去する)
・CR修復(コンポジットレジン修復)
最も頻度の高い治療法の一つ。白いつめもので直接歯を修復します。
治療が一度で済み、比較的審美的なのが利点です。
欠点は、術者の技術により差が出ることです。
良い歯医者さんほど、ここの治療の技術が高いと思っています。
・インレー修復
型を取り、技工士さんが作製します。
主に、金属での修復となります。
利点は、型を取るので、適合が良いことです。
欠点は、時間がかかることです。
保険適応の金銀パラジウム合金と、適応外の金合金、ハイブリッドレジン、セラミックがあります。長期予後を考えるなら金合金での修復がお勧めです。

また後日、後半はレポートします。
コメント (2)
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