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内外行動日記です。blog復帰しました^ ^

選挙といろいろ

2009-08-30 20:56:12 | 日記
今日は診療後に選挙で帰省しました。

今回の選挙は非常に荒れていますね。有名議員の落選が数多く見られます。
歴史が変わる瞬間かもしれませんね。

 選挙の投票を行う場所が母校の近くでしたので、久々に母校の前で撮影しました。
時間が夕方に撮影したことと、廃校になったことが重なり、かなり不気味な写真になってしまいました(^^;
夜中にこの校舎の中に入ると何か出てきそうな気がしますね。

昔は子供の数も多く、ここが「第一小学校」で、第二小学校が別でありました。
10年くらい前でしょうか、少子化で小学校が閉鎖し、新しい小学校に統合されました。

校庭にあったブランコやアスレチック、鉄棒などはすでに撤去され、グラウンドは草がボーボーです。
ですが、あの時の状態が想像できるから不思議です。

そんなわけで選挙ついでに一人で軽く思い出に浸っていました。





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口腔内写真撮影

2009-08-23 19:54:41 | 口腔内写真
 ようやくですが、一眼レフによる口腔内写真の撮影を行えます。
この口腔内写真の撮影、単純なようで実はもの凄く奥が深いのです。
それは、
1、カメラの選択
2、レンズの選択
3、リングストロボの選択
4、ミラー、リトラクターの選択
5、撮影技術の習得

以上の5点からなります。
これらについてコメントしてみたいと思います。
1、カメラの選択について
まずはアナログかデジタルの選択ですが、ここは迷うことなくデジタルの選択です。そして、カメラは一眼レフです。
このデジタル一眼レフの選択が第一の選択と言えます。
メーカーはNikon、Canon、ペンタックス、ソニー、etc
そしてそのメーカーのどれか、さらに選択。
アタマが痛くなりますよね(^^;。

実は、Nikon、Canon、ペンタックスの各メーカーで歯肉、歯の色が変わってきます。Nikonは青っぽく、Canonは赤っぽく撮影されるのです。

NikonかCanonで迷いましたが、私はNikonを選択しました。
理由は、Canonは実像より鮮やかに撮影しているような感じがし、Nikonは実像を再現するように撮影されているように感じたからです。
これはあくまで私の主観です。

Nikonの中でD3、D300、D700、D90、D60と出ていますが、その中でD90を選択しました。それは、価格がD3は高すぎることと、機種が大きすぎること。D300はいい機種ですが、D90の倍の値段がすること。D60ではやや不満。
D90が最もコンパクトかつ高性能を実現していると思ったからです。

2、レンズの選択について
レンズはマクロレンズを選択します。
タムロンの90mmかシグマの70mmで悩みましたが、シグマの70mmマクロレンズを選択しました。
シグマ70ミリの方が、遠近感は誇張されるようです。実際には撮影距離が近い分だけ照度が上がり、70ミリの方は1段階以上絞り込めますから深度はさらに深くなります。

3、リングストロボの選択について
口腔内は狭く、暗い。
この部分を撮影するためには、特殊なフラッシュが必要です。
リングストロボは、口腔内をまんべんなく、照らしてくれます。

ミニリングR&W(株式会社IHS製)にしました。
3つのLEDで口腔内を明るく照らします。
これは、私が2年前に参加したセミナー、「臨床基本ゼミ」の影響です。
ここのインストラクターの先生はどの先生方も撮影が上手で、綺麗です。
ここの先生が開発に携わりました。
70を超える高齢の先生ですが、この情熱はさすがです。

4、ミラー、リトラクターの選択
口腔内写真の撮影には一つ、大きな特徴があるといえます。
それは、正面像以外はすべてミラー像の撮影になるということです。
よって、ミラーの選択は重要です。
もちろん手入れも重要です。
ミラーは反射率の高いものを用います。
私は、Ref97 を購入しました。名前の通り、97%の高い反射率を誇ります。
おそらく、ありとあらゆるミラーの中で最も高いミラーだと思います。
価格もです(^^;

リトラクターも口唇を圧排するために重要で、咬合面撮影用と正面、右左側撮影用は分けるべきだと思います。

5、撮影技術の習得
ポジション、ピント、圧排、苦痛を与えないように、素早く、習得することは非常に多いです。某有名歯科医院ではこの撮影技術が身に付かないとスタッフとして次のステップに行けないようです。
基本の5枚法、16枚法が習得できれば大丈夫だと思います。


通常のカメラにフラッシュを装着したようなまがい物が各某歯科メーカーから発売されているのを何件も見てきました。。カメラは少なくとも5年前の普通のデジカメです。
古い機種をメーカーが安く仕入れ、「歯科用」として高く販売する。
あまり褒められたやり方とは言えませんね。

ただし、普通の歯医者さんが、口腔内写真を撮影しようと思ったら、最低でも上記のことを押さえておかないと、メーカーの言いなりになってしまうわけです。
若手歯科医師は特に正しい知識と技術を習得してほしいと思います。





コメント (2)
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Esthetic Forum2009 1日目

2009-08-12 18:17:35 | 歯科臨床
8月8日、9日の土日を使ってセミナーに参加してきました。
ノーベルバイオケア社の開催する

『Esthetic Forum2009』

です。
ノーベルバイオケア社は日本、世界でもシェアがナンバー1のインプラントのメーカーです。携帯電話でいうならばNTT DoCoMoみたいなものです。
よってセミナーを開く先生方も有名な先生方ばかり。

8日はハンズオンを主体に、スピーディーグルービーのアドバンスコースと、All-On-4を受講しました。

スピーディーはもうすでに実践していますが、All-On-4は未経験です。
All-On-4はポルトガルのマロー先生の考案で、4本のインプラント体で12歯もの補綴物を支える大技ともいえる手技です。
下顎では、オトガイ孔を、上顎では上顎洞を避け、30~45°の傾斜埋入を行い、その日にアバットとテンポラリーが入ります。

要するにオペの日に仮歯が入るのです。
これは、「下顎では3ヶ月、上顎では6ヶ月、骨の無い所はグラフトを行う」というインプラントの性質を大きく覆すものです。
All-On-4のコンセプトは、
・グラフトレス
・即日機能
です。

インプラントの歴史が日本で50年と仮定すると、ここ10年の流れとしては、
「いかに早く機能させるか。」
に焦点がおかれているようです。
いわゆる「イミディエートローディング」なのですが、患者さんのニーズが、
早く咬めるようになりたいという点にあるからだと思われます。
当然といえば当然ですが。

だからこそ、最近は各メーカーも、いかに早くインテグレーションするか?
というインプラントの表面性状に重点がおかれてきたのだと思います。

インプラントの表面を疎にすれば、骨との結合は早まります。
が、インプラント周囲炎が起きた時それらは牙を向くのです。

それを考えると、昔のインプラントの性状である機械研磨は、取り外しやすく、再治療しやすい点からも、見直されてきているといえます。

All-On-4
積極的に行おうとは思いませんが、治療のオプションとして、取り入れてみる価値は大いにあると思われます。




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